知り合いの娘さんが先日、とある石を拾った。
最初にそれを見せたという小学校の先生は 「これは隕石だ!」 と言い、そのお父さんもやっぱり 「これは隕石だ!」 と思ったという。
↓ こんな石だった。(text by T・斎藤)
隕石っぽい
パッと見て、たしかに素人ながらも隕石に見える。 どうだろうか?
大きさは小さい。手の平に乗るサイズ。 が、そのわりにはズシリと重く感じる。 それと、わずかに磁石にくっつく。カチリとくっつくわけではないが、磁石を近づけると微妙に動く。 そして熱で溶けたような焼け焦げた跡。
“宇宙からの物体”とかその手のキーワードに弱い私は、さっそく拾い主である知り合いの娘さんに会いに出かけた。
発見現場へ
左が発見者のゆうかちゃん、小学3年生。 ピースが決まってる。
ではこれより、発見現場に連れて行ってもらおう。
場所は長崎は諫早市である。
ゆうかちゃんは、よくいろんな変なものを拾ってくるそうだ。 今回の隕石もそんなうちのひとつ。 「もっと大きい隕石拾ってこんば。」 というお父さんのテキトーなコメントに、 「だってあんまり大きいと持って帰れないやん。」 と、さらにテキトーなコメントを返していた。
やがて発見現場に到着。 辿り着いたのは小学校の校庭の砂場だった。 「発見した」というよりは、まさに「拾った」というその光景に、まったり感が漂いはじめる。
やがて、いつのまにかお父さんと私とで 「インターネットでなにか良い儲け話はないか?」 とか、 「グーグルカレンダーはすごい。」 みたいな話をし始めていた。
すっかり飽きてしまったゆうかちゃんは、気付くとブランコで遊んでいた。
はたして本物なのか?
発見現場を見たら、隕石っぽさがダウンした感もややあるが、しかし本当のところどうなのか?
話によると、東京は上野にある国立科学博物館で、本物の隕石かどうかの鑑定をしてくれるという。
ちょうど私がゴールデンウィークで帰省する予定だったこともあり、せっかくなので持って行って鑑定してもらうことにした。
品名は「いん石」だ。
と思って借りたのだが、電話して確認してみると郵送でもOKとのこと。なので結局、郵送することにした。結果は2週間ほどみてください、とのことだった。
はたして、注目の鑑定結果はいかに!