まずは養老天命反転地のオフィスにお邪魔
どうやら養老天命反転地というのは、知覚を再構築するためのアートプロジェクトらしいです。
園内には、人間の平衡感覚や遠近感覚を揺さぶるための仕掛けがあり、それを経て新しい身体感覚を得ていくらしい。
全てが傾斜でできているだけの場所ではなかったのです。
園内に入ると、まず養老天命反転地オフィス(記念館)があります。
外観も普通ではないが、中に入るともっと普通でない。
パッと見迷路。
オフィスなのに迷路です。
迷路のようなオフィスではなく、オフィスと名がつく迷路です。
もし本当にここで働いていたら、多分とても働きにくいと思います。
「斎藤さん、もう2年目なんだから、コピー用紙のある場所くらいノーミスで行きなさいよ。何回行き止まるつもり?」
「ごめんなさい、私方向音痴で。」
迷路にはまるOLに萌え〜。
実際は、それぞれの壁が低いので、全体を見渡す事も、壁を乗り越える事もできます。
それにしても、床が全て傾斜だったり、あまりにも壁の色がヴィヴィット過ぎて、やっぱり働きにくいと思います。
トイレも軽く迷路みたいになってましたから、急を要する時は大変です。
しかも、ピンク色、落ち着きません。
ここは、オフィスとは名がついていますが、このテーマパークの事務所というわけではなく、記念館的なものらしいです。
テレビが一つあって、この養老天命反転地の説明ビデオが流れてました。
当然、ここで実際に働いている人は居ません。
でも、 せっかくなので、園内スタッフはここで働いていて欲しかった。
スタッフ自らが、常に知覚の再構築に挑んでいて欲しかった。
事務用品が全て右に寄っている机の上でモノを書いてたり、無重力中の宇宙飛行士のような体勢でパソコンとか打っていて欲しかった。
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