猫のお出迎え
到着すると、さっそく猫が出迎えてくれた。 猫がウヨウヨいる。しかもフレンドリー。
ここから先は、この島にある長崎炭鉱技術研修センターのかたの案内に従い、マイクロバスに乗って移動する。
いっぱいいる
島のお話
移動中のバスの中で、島の住民でもあるセンターのかたが、島の概要を説明してくださった。
・人口は450人。(最盛期は8000人) ・小学生10人、中学生7人。 ・床屋は週3日、本土からやって来る。 ・警官は一人。事件はほとんどない。たまに酔っ払いが警察の戸を叩く程度。 ・2001年に閉山。以後の仕事は外国に技術を教えること。
興味深い話ばかりで、もっとじっくり聞きたいくらいだった。
まもなく一同は長崎炭鉱技術研修センターに到着。 ここで炭鉱についての説明を受けたり昼飯を食べたりする。
メシおよびレクチャー
センター内に入ったら、まだ地上にいるのに一気に炭鉱ムードになった。労働の匂いがする。
ここでまずは昼メシ。 懐かしいアルマイトの弁当箱が全員に配られた。
実際に炭鉱で働いていた人々もこれと同じものを食べていたかどうかはわからないが、島内の弁当屋に手配して作ってもらったものらしく抜群のリアリティ。腹が減っていたので私は一瞬で食べ終わった(ツアー参加者全員、5〜10分くらいで食べ終わっていた。)絶妙にうまかったが、私にはやや量が足りなかった。
そしていよいよ本日の行動内容に入る。 今回は時間の制約上、海底130メートルの地点まで潜る。 (坑口からの距離700メートル、坑口との高低差195メートル) ちなみに、最も深いところでは海底270メートルにも達する。
まずは装備。 以下のアイテムが貸し与えられる。
それらを装着したのが以下。
怪しい人っぽい
防塵マスクのつけかたとか、ヘッドライトの付け方とかおよそ普段使わないものの使用方法を教わる。写真だとわからないが、首にはタオル、足には長靴をはいている。
炭鉱内は寒いのかと思ってコートを着てきたら、むしろ5度くらい暑いとのこと。この日は、ほぼ地上と同じ温度とのことだった。
アイテムの中で、 「今回たぶん使いことはないですが…」 というものがひとつあった。 一酸化炭素を無害化する効果があるという防毒マスクだ。