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ちしきの金曜日
 
長崎の防御力高そうな家々
防御イメージ (旧首相官邸)

 戦国時代、城を建てる時はなるべく地の利が活かせる場所が選ばれた。例えば伊達政宗の本拠地である青葉城は、周囲を川や竜の峡谷で囲まれた天然の要害だった。

一方、坂が多い長崎の町では、必要もないのに城並みに防御力高そうな家があちこちで見受けられる。

例えば、以下のようなやつだ。

(text by T・斎藤



ほぼ城。

 

THE・武者返し
強そうなデコボコ


その防御力は、“城”のクオリティ

今は平和な日本だが、いつまた戦国の乱世に突入するかわからない。男児たるもの 「いかにこの城を攻め落とすか?」 ということは常に念頭に入れながら日常生活を送りたいものだ。

そこに出くわしたのが写真の家々。
1) 山の上に家を建てた
2) 土砂崩れしないようコンクリで固めた
という経緯で自然にこうなったものと思われるが、それにしても強そうなことこの上ない。まさに城レベルの防御力を誇る家々と言えよう。来るなら来い!

敵を寄せ付けぬ、高い城壁

ふもとに立ってみる。
そびえ立つ城壁。なにもここまで高くしなくてもよかったんじゃないかと思うほどそれは高く、その姿はどこまでも攻め手を拒絶するかのよう。デコボコしてるところがまた強そうな感じだ。
壁に空いてるのは吹き矢が飛んでくる穴だろうか。

源義経は一の谷の合戦で
「鹿も四足、馬も四足。
 鹿が降りられるのなら、馬でも降りられる。」
と言って颯爽と断崖絶壁を駆け降りていったというが、そんな名言すら思い起こさせる普通の家。

 

という感じで

という感じで、今回は普通の家なのにやたらと防御力が高そうな家々を見て回りたいと思う。

え? これ以上防御力の高そうな家なんてあるのか?
と早くもそう思われるかたもいるかもしれない。
が、それがあるから不思議なものだ。

それとぼちぼちお気づきかもしれないが、今回文章は主にどうでもいいことを適当に述べているだけなので、読まずに写真だけ眺めるのも一つの方法です。

Enjoy luxurious moments with the severity of these houses like a castle.
(城のような家々の厳しさで贅沢なひと時をお楽しみにください。)

 

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