どんどん食べるぞ
次のコースの出場シャケを紹介しよう。
1000円(岩手産・鮭児)、290円(北海道産・紅鮭)、136円(チリ産・銀鮭)の3選手だ。産地も種類もバラバラなシャケたちだが、このレーンの注目選手は、やはり鮭児以外にないだろう。
予選を勝ち抜いてここまで来た他のシャケと違い、鮭児はシードで3回戦から出場したかのような風貌をしている。つるんとすべすべなのだ。さぞやチヤホヤされてきたに違いない。
そして驚いたのが、身の柔らかさ。まるでタネの状態のハンバーグのよう、と言えば伝わるだろうか。それほどまでに柔らかい。
調べてみると、鮭児は一般のシャケに比べて脂肪分が物凄く高いという。まだ発育途中なのに、産卵のために川へ戻る鮭と一緒に行動しているうちに捕まってしまったマヌケなシャケだが、そのぶん脂をたっぷり溜め込んでいるというわけだ。期待が高まる。 |