住「最初の料理が入りました。あれは?」
彭さん「チンジャーロースー」(きれいな発音で)
住「凄い炎が上がってますけど、大丈夫でしょうか?」
彭さん「全然大丈夫よ。でも熱いからあまり近づかない方がいいよ」
住「ええ、気をつけます。それにしても李さんの動きがリズミカルです」
彭さん「えっ? 何?」
住「李さんが踊ってるようです」
彭さん「そうね。彼が一番疲れるね」
住「おっと、1分も経たないうちにチンジャーロースーが出来上がりました。速い速い」
彭さん「すぐに次の料理ね」
住「あっ! 布巾で中華鍋の中を拭いてますが、あれは熱くないんでしょうか?手に火があたってますが」
彭さん「大丈夫よ。彼、慣れてるから熱くないよ」
ランチタイムに入ってから10分ほどが経過した。
気づくと店内は満席で、ホールの女性から次々にオーダーが入る。中国語でのやりとりなのでどんなオーダーが入っているのか分からない。
住「次から次へと注文が入っていますが、李さんはオーダーを全部把握してるんでしょうか?」
彭さん「王さんが分かってるね」
住「ええっと、どちらの王さんでしょうか?」
彭さん「2人とも」
住「なるほど、その辺はチームワークで立ち向かう訳ですね。あっ、王さんが並べたお皿の上に天津飯が盛られていきます。流れる様なコンビネーションです。届け天津飯、お客様のもとへ!」
彭さん「まだだよ。あんかけかけなきゃ」 |