給食でまずかった思い出のあるメニューってなかっただろうか? 「全部食べないとお替り禁止」 というルールの前に立ちはだかる巨大な壁。 が、あれは今から思えば、単に大人の味がわからなかっただけではなかったのか?
それを実証しようと思ったが、あまり見かけないメニューだけに自分で作ってみることにした。それと、主食として「パン丼」も作った。パンで丼。過剰に主食度が高い新メニュー。
なにぶん男料理なんで突っ込みどころ満載な点はご了承ください。
(Text by T・斎藤)
その1:パン丼
まずはパン丼を作りたいと思う。 その前に、「パン丼」とは何か?
それはある日、かみさんがイライラしながら食事の仕度をしたことにより誕生した。
これはすごい! と思い、 イライラしてるかみさんをよそに 写真を撮った。
この写真を友人に見せたところ、友人も 「『苛』って感じを完璧に表現してるのがすごい。」 とコメントしていた。
芸術作品などで、怒りのエネルギーを作品にぶつけたことで生まれた傑作(「ゲルニカ」など)があるが、そんな感じだ。
パン丼・ヴァージョン2を作る
で、考えた。 カツ丼の要領で味付けをし、玉子で閉じたら もっと本格的な「パン丼」が作れないだろうか?
早速、やってみることにした。
パンは、サンドウィッチ用の薄い10枚切りのものを準備。 カツ丼を真似て、食べやすいサイズにあらかじめカットして載せることにする。
スライスした玉ネギを麺つゆで煮る。 麺つゆを使うのは私の常套手段。だしをとって醤油などで味付けしてもよかったのだが、ラクだし間違いがないので、今回は麺つゆを使った。 にしても、玉ネギの量ちょっと多かったかも。。
ネギがくたくたになったところで、パンを投入。 そして玉子でとじる。 かなり簡単な料理だ。
丼に盛ったご飯の上に載せて完成!
ど、どうだろう?
なかなか美味そうに見えないだろうか? (玉ネギが少し焦げてる点には目をつぶって。)
食べた感想などは最後のページにとっておき、 次に、付け合わせとして給食でまずかった思い出の品に取り掛かりたいと思う。