前日、軽い気持ちで引き受けたが、よくよく考えると相当恥ずかしい気がしてきた。でも寝たら忘れた。
品川駅でお面をつけたまま降り、手を振って一団と別れた後すぐに面を外したが、周囲の幾人かがこっちを見ている気配がする。その方向に向くと、目をそらされた。スターバックスに急ぐ。
さいわい、店の構造上、売り場だけを向いてれば全ての用がすむ(椅子の並んだ方面に背を向ける)格好だったので、お面を装着して列に並ぶ。すいてたので、お店の人に「あの、ある企画でこういう面をかぶって撮影するので、怪しいものではありません」と言うと、目はびっくりしたままだが笑顔でうなずいてくれた。あまつさえ、品を渡してくれるときに「ご苦労様です」と笑ってくれた。
ストローやナプキンを調達するコーナーで自分撮りをするがうまくいかない。そばで品を待っていたサングラスのおとなしめの男性に「あの、(以下お店の人に言ったことの繰り返し)なので、申し訳ないんですがシャッター押してくださいませんか」と言うと、たぶん内心びっくりしている感じの苦笑を浮かべたあと、シャッターをきってくれた。(乙幡啓子)
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