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特集


フェティッシュの火曜日
 
石焼こう!〜焼き石料理を実践

ちょっとしたタイムカプセル

「チーン」と鳴ったりはしないがどうやらできたようだ。「どうやら」ってあてずっぽうな見当ではあるが、つまむ食べ物もなくなってきたので開けてみる、というか掘ってみる。


「ハカセ、これはなんでしょう」「カンブリア紀の三葉虫だな」

手をかざすと「まだ熱い!」

食材を全て取り出し、下の石をさわってみた。「ァッチッチッチー!!!」
まだものすごく熱い。 暖められた石がまだ遠赤外線を放出しまくっているのだ。 戦慄が皆の背に走る。

さておき、わくわくしながら皆で包みを開ける。真夏のサンタさんが来たようだ。


かぼちゃは熱が十分通って甘くなってました。
餃子はいい感じに「蒸し餃子」に。砂が少々ついてたがうまい。
カツオ刺身も芯まで火が通った。タタキにはならなかった。
チーズちくわ。蒸された練り物はうまい!のだ。ちくわ磯辺揚げしかり、アメリカンドッグのソーセージしかり。
焼きそば!心配していたソースのまぶし加減もだいたい均一になり、水加減もまあまあ。新しいうまさとなった。
手づかみイエーィ。手食べで余計うまい。
えのきは想像したとおりの味です。醤油をかけて。
りんごも柔らかく火が通っていた。紅玉だったらもっとよかった(「ふじ」しかなかったのだ)。

上の焼きそばは、言葉にはしにくいが妙にうまかった。ジューシーでもこんがりでもなかったが、強いて言うなら「蒸しに蒸されて疲れきった」妙齢のお姉さんのような。

何言ってんだ。それは誰だ。でもひょっこり土の中からこんなのが出てきたらうれしいな、という味だった。

今までは割と成功した例だった。以下は「これはどうだろう」と協議の末、炭火の上で第2の人生を送ることになった面々だ。


パンは複雑なことになっていた。全体は蒸されてシナシナ、石にあたっていたところはこんがり。
がーん。ピザ。蒸されただけ!
たまねぎも、部分的にこんがり。小さく切ったらよかったかもしれない。
鶏肉は時間切れ。場所も悪かったか。
にんにく。生焼けだった・・・すこぶる不評。油をひいたらよかったかな。
せっかくの舞茸も、「木の味がする!木だ木」(私)
「これ何?」と額を寄せ合いしばし考える。あ!あれか。→
→ バナナー。べちょっとアケビみたいになってる。蒸さないほうがよかった。甘みがひねてしまっている。
ポップコーンは、十分なスキマがないと、このようにみっしりと炭化してしまう。ポンペイみたいだ。数個はめでたく誕生。
ビビンバ!「石焼」じゃなくてふつうに「レンジであっためてもらったビビンバ」になってしまった!

 

半分くらいは次回への課題を残して終わったが、初めての石焼体験はなかなかスリリングだった。炭の方がはっきり言って手っ取り早いわけだが、イモ類など中心までじっくり火を通したいときには、ニューギニアの例にならい石焼きが効果的なのだろう。

石焼イモの例もあったな。いまさら気づいた。

熱せられた石から放射された遠赤外線は、食材の表面だけでなく奥深くに浸透する。石焼きで余った食材を持ち帰った友人によると、それらは帰宅して取り出すまでずっと暖かいままだったという。石焼き、恐るべし。

数箇所に幸せが埋まっております。

追記:川崎側には、なんとゴミ集積場があり、おじさんたちが1日中暑い中分別に動いていた。入場料も取ってないのに。
これからのバーベキューシーズン、 出したゴミはちゃんと片付けて帰ろう!


 

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