究極の廃物利用
雨どいが面白いから見ろと父に言われた。雨水をタンクにためて植物に撒くための水として利用していたのだ。水道代の節約か。
?でも、この家、井戸だったはずだ。そのあたり聞くと
「うん、まあな。あははは」
だそうだ。意味なんてないのだ。やりたいからやる。
水をくみ上げるポンプをまた当たり前のように持っているのがすごい。庭にコンセントまである。それがいちばん感心してしまった。
大自然の電気の家である。
東京にいるときから父はいろんなことをしていた。ジャグジー風呂を作ったり洗濯機にキャスターをつけて家の中を走らせたりしていた。そのたびに家族は困惑の表情を浮かべていた。
だけど田舎の広い家だと、多少変わったことをしてもまだ余裕がある。そんなにおかしくない、気がする。母も笑ってみている。
そのあたりの器量の広さも魅力的な田舎暮らしだと思った。