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タナベ「さっきみたいに実証すると良く分るでしょ、違いが」
スミ「……うん。違いは分かったからさ、ナベが今までに撮った作品を見せてよ」
タナベ「作品?」
スミ「うん。作品」
タナベ「……試し撮りしかしてないから……作品は、無いな……」
スミ「えっ?」
タナベ「ゆくゆくはSX-70の写真だけで写真集を作りたいって思ってる!」
スミ「でも、作品ないんでしょ。1枚も」
タナベ「あっ、そろそろ本番2時間前だから、ウォーミングアップに行かないと」
スミ「ああ、もうそんな時間か……」
タナベ「じゃあ、舞台楽しみにしててね」
スミ「うん。がんばって」
田辺君は楽屋を後にしてウォーミングアップへと向かった。
楽屋に1人残された僕は、何だかとても疲れてしまった。
その時、取材に同行していたスタッフが言った
「あのお、舞台の話は……」
スミ「!」
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