何か人々のお役に立てる事は出来ないか? そういえば、街角でよく「血液が足りません!」って言っている。だったら献血して皆さんのお役に立とうではありませんか。そうだ、献血ルーム、いこう。 僕の善意400mLを受け取って下さい。
●まずは鉄分を補給して
最近めっきり体力に自信がないので、新宿3丁目の焼肉屋さんでランチを取ってから献血に行く事に。オーダーはもちろんレバー。
「レバ刺しありますか?」 と聞くが、 「まだ肉屋さんが来てないからない!」 と言われてしまい、レバー焼きとカルビ焼きのセットをオーダー。
「何だか昼間っからレバ刺しを要求するのって……」 「場所柄、豪傑になった気分ですね」 平日の昼間、林さんと僕は黙々とレバーを焼く。
カルビ・レバーセットを完食し、念には念を入れネイチャーメイドの「アイアン」を2粒補給する。
これで血を抜かれても大丈夫。
準備万端、焼肉臭い男2人はいざ献血ルームへ。
●血液は色々な所で不足している。
新宿駅東口、紀伊国屋の並びに献血ルームはある。 ビルの入り口には「献血お願いします」ガールが立っていて、血液の不足を訴えている。
手書きのポスターに 「A型、埼玉・千葉で大ピンチ」 「AB型、神奈川・千葉で大ピンチ」 「O型、大ピンチ」 「B型、成分献血」 と力強く書かれていて、とにかくどの血液型も大ピンチな事が分る。
これはいけない!一刻も早く献血してピンチを救わなくては。 僕と林さんは2人ともA型で、埼玉・千葉の人々のお役に立てる。
「献血ルームはこの上ですか?」 林さんがお願いガールに聞いている。わざわざ聞かなくても看板を見れば分るのだが、これからいい事をする人間はいつもより社交的に振る舞えるのだ。