おまけ:酒粕と親しむ
地獄の甘酒取材の翌日。 近所の酒屋で酒粕を売っていたので買ってみた。200えん。 甘酒の味に慣れてくるうちに、自分で作ってみよう、と思ったのだ。
そこで作りました、ミルク甘酒。酒粕に牛乳を入れて煮て、砂糖を入れるだけ。
普通の甘酒より、麹の匂いが消えて、口あたりもまろやかになっている。飲みやすい。 甘酒が苦手な方、お試しあれ。
次に、酒粕を焼いてみた。焦げ目を付けるだけ。酒の肴にいいらしい。
これに醤油をかけて食べる。なかなかオツだ。酒飲みの方、お試しあれ。
つぎに酒粕パックをやってみた。酒粕を水で溶いて顏に塗って15分、あとは洗い落とすだけ。
酒粕中の「アルブチン」「コウジ酸」が、美白、保湿に効くそうだ。シミ、ソバカスも取れるらしい。1本5000円の美容液より効くとの噂もある。酒粕が余ったときはお試しあれ。
「……そんなわけで、甘酒と親しんでみました」 「で、大塚さん、甘酒飲めるようになったんですか?」 「いや、前から飲めることは飲めますよ」 「じゃあ、好きになったんですか?」 「いやべつに……慣れましたけど。顏にも塗っちゃったし………。でもやっぱり、こういうのは、甘酒好きの人が取材するべきですよ。なんか申し訳なくて」 「いや、僕、甘酒好きなんですよ」 「じゃあ取材代わってくれればよかったじゃないですか! ムキー!」 「あははははは。でも天野屋の美味しそうですね」 「……ゴージャスな味でしたよ。酒粕で作る甘酒がピアノ演奏のみだとすると、天野屋のはオーケストラって感じですよ」 「音がたくさん聞こえてくるような感じですか。でも好きじゃない、と。好きでもない曲を、オーケストラの生演奏で聴かされているような感じですか」 「ええ」 「うわあ、拷問ですね、それ」 「………」
おみくじの大吉が、来年も有効でありますように。