正統派居酒屋です。
今回、たまたま別の打ち合わのために会ったSさん、Kさんに同行してもらった。
Sさん「30種ってことは、ひとりノルマ10種ですか!」
いや、そんな…。Kさんは妙に張り切っている。
店は新橋の烏森神社の前の細い通りにあった。「鹿火矢(かびや)」。
なかなか雰囲気のある正統派の居酒屋です。お茶漬けスタンドという雰囲気ではないです。美味しんぼに出てくるような店です。文体が急にですます調になっているところに僕の心境の変化を汲んでいただけると幸いです。
さて、メニューを見ると確かに茶漬けだけで1ページが埋まっている。
定番の梅、さけだけじゃなく、しその実茶漬け、葉とうがらし茶漬け、きゃらぶき茶漬け、貝柱茶漬けなど渋めのバリエーションである。
ウインナー茶漬けとかミートボール茶漬けとかはない(僕が考えていたお茶漬け専門店構想にはあった)。
「Sさん、なんにします?」
「………」
「あれ、Sさん?」
「へー」
店のテレビの「トリビアの泉」に夢中になっている。「自動墨すり機がある」というトリビアに感心しきり。ひとり10種の張り切りはどこにいったのか。
さて、僕らが選んだお茶漬けは以下の通り。
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