芸能人が浴衣で温泉街をぶらぶら。旅番組でよく目にするシーンだ。阿藤快や中尾彬が浴衣でぶらつく温泉街のロケーションに旅情をそそられ「ああ、温泉行きたいな」という気持ちを抱く人も多いだろう。スーツを脱ぎ捨て、忙しい日常から非日常へトリップしたいと思わせる「画の強さ」がある。
そんな温泉街へのたびごころを誘う要素として欠かせないのが「浴衣」ではないだろうか。もし阿藤快が浴衣ではなくダウンジャケットを着ていたら、温泉街らしさは半減するだろう。そうなるとむしろ浴衣が全てなんじゃないかとすら思う。
つまり、浴衣を着て歩けばどんな場所でも温泉に見えてしまうんじゃないかと思うのだ。早速、試してみよう。
(榎並 紀行) |