お祭りのパレードなどで、やけに足の長い人を見たことがないだろうか。
あれは「西洋竹馬」や「スティルト(stilt)」と呼ばれるものを履いている。簡単に言うと手を使わない竹馬だ。 高さのあるものを履くと身長が3メートルを超える。履くだけでも難しそうなのに、歩いたり踊ったりしてしまうのだ。それどんな超人?
(ほそいあや)
動画を見るとそのすごさが分かるとおもう。細い足をつぎ足した状態で思いのままにダンスできるのがすごい。
今回、プロの大道芸人のかたに乗り方を教えてもらい、実際に体験をさせてもらえるという貴重な機会をいただいた。あの足長を体験できるなんて思ってもみなかったので嬉しい。 先生、よろしくお願いします。
ある日、ミュージシャンとして大道芸もしている知り合いのMさんが「友達がこういうやつやってるんだけど、面白いよ」といって一枚の写メを見せてくれた。そこには何やら棒切れにのっかっているMさんが満面の笑みで立っている。これがパレードで見る足長おじさんのアレか!…と、がぜん興味がわいてしまった。 「このまま歩けるんですか?」と聞くと、「ちょっと練習すればすぐ歩けるし楽しいから、練習会に来てみないか」と提案してくれた。
nani-soleさんが歩くと、公園を通行中のひとたちが立ち止まってしまう。人というのは、突然目の前に身長3メートル超の人間が現れたらどんな表情になるのかがわかった。 冬の公園。青い空。でかい人。笑っちゃうくらいの違和感があふれる。 「でかい人」といえば強そうだが、この場合は危うさも兼ねた巨人というのが特徴。見ているだけで奇妙な風景だった。