あまりにもデカ過ぎて逆にプラモデル
架設工事を行う日。
私が現場に着いたのは朝8時40分。 可能な限り早く来たつもりだが、少し遅かったようだ。 クレーンで吊り上げられた橋桁は、もう架設場所のすぐ近くまで移動して来ていた。
集まっていたギャラリーの人たちの話によると、AM6:30頃にはすでにこの位置まで来ていたそうだ。が、潮位が低く船が近づけないため、潮が満ちてくるのを待っているとのこと。
それを聞いて、「そんな要素もあるのか」と驚いた。 私だったらたぶん、何も考えずに進んで岩にぶつかり、ゴチーン!と橋桁を落下させてたことだろう。(自信あり)
ふと遠くを見ると、もうひとつの橋桁(この日はまだ使わないやつ)を、係留場所である漁港近くに運んでいくのが見えた。
こんな風に見ると、長さ163メートルもある橋桁がまるでプラモデルに見えるから不思議だ。
AM9時くらい。 潮位が充分であることが確認できたらしく、巨大クレーン船がゆっくりと進み始めた。
前日、工事関係者である技術のかたが言われていたように、 それらしき位置に納まってからは、遠目には動きがなくなった。
おそらく、ミリ単位の微調整と固定化などの作業が行われているのであろう。プロの世界だ。
はたらく船
架設作業には、さまざまな船が携わっている。 普段あまり見ることがない、それらを見るのがまた楽しい。
「働く船、大集合!」 といった感じだ。
デカいやつが半端じゃなくデカいだけに、 小さい船がまたものすごく小さく見える。
ここまで見たならば…
詰めの作業はだいぶ長くかかるらしいので、この日の見物はここまでにした。
が、ここまで見たら、やはり最後の中央の部分が繋がる瞬間も見たくなるというもの。
というわけで、後日さらにもう一度訪れた。