工作しながら、孤独を知る
東急ハンズで、バルサの角棒50本と赤い紙テープを60mぶん買ってきた。
夜になってからまず一本の棒を工作した。近くの公園に立てて試してみて分かったのは、棒が太くて地面にぜんぜん刺さらないということだった。
なので、鉛筆けずりで先を削ることにする。
削られた木の粉のにおいがぷーんとしてくる。夜の11時くらいで、家族は奥で寝ているため、部屋は静かだ。がりがりと削る音だけ響く。
一本削ったら、紙テープを1mくらいに切って、セロテープで棒の先頭に貼り付ける。これがだいたい3分くらい。
で、一つ一つはカンタンな作業なんだけどこれを50本分繰り返す必要があるのだ。3分×50本ということは、150分=2時間30分!ということに気がついたとき、ちょっと気が遠くなった。
こういうとき、自分がこどもで、クラスのみんなに手伝ってもらえたら、と思う。1人2本ずつとかでも作ってもらえたら、15分くらいで終わるだろう。でも一人だと2時間半かかるのだ!
夜中にちびちびとサイダーを飲みながら、孤独を思う。