「おかあさんの好きなもの持ってきたよ」
知り合いがある日、そう言って持ってきたらしい。好きなもの持ってきたよ、で猫3匹。それでもらうのがすごい。
店内には少しだけ猫の置き物やぬいぐるみがあった。「みんな私がこういうの好きだと思ってくれけど、本物の猫がいいに決まってるじゃないねえ。」と笑っていた。それはそうだけど・・・なんという器のでかさですか。
このあと子猫達はケージの中ですやすや眠った。
私たちは大きな猫たちとまたビールを飲み、猫じゃらしで遊び、そのうちの一本を奪われて帰ってきた。
■ 3回目
デイリー編集部の石川さんは、猫好きではあるがアレルギーを持っているらしい。ただその疑惑も確定ではなく、一度猫カフェに行ったときに出たのだと言う。 猫を飼うまであと一歩のところまで上り詰めていたけれど、それで断念となってしまったそうだ。
この猫居酒屋を話した時は興味を持ってくれたが、「途中退場になったらごめんなさい」という後ろ向きな条件のもと、同行してもらうことにした。
猫じゃらしを忘れた
今日はうっかり猫じゃらしを忘れてしまい、気付いたときにかなり焦ってしまった。でも冷静に考えると猫じゃらしだ。そんな重大な事でもない。実際、お店にも常備されていた。
私が猫じゃらしを忘れて絶望的になっている頃、石川さんはコンロの火を消したかどうか確かめるために家に戻っていた。みんな焦り過ぎだ。
収拾つかなくなるので隠したら、上目遣いで可愛い顔作ってきやがる(ような気がする)。
すごい
ちょっと出すだけで店が戦場と化す。白いふわふわがチラッと見えただけで、猫がいろんな隙間からドッとなだれ出てくる。
5才くらいになると落ち着いてきて、そんな青いやつらを横目にむすっとした顔で微動だにしない様もまこと趣深い。猫は何才がいいとか、ないな。