このコンベンションに参加しているのは12チームで、東京大学や東京海洋大学などの日本国内の大学が中心だが、台湾や韓国からもエントリーがある国際的な大会だ。
個人的には信州大学(長野)や日本工業大学(埼玉)などの海のない県からも参加があるのがうれしい(自分が海好きなのに埼玉に住んでいるから)。
会場はあの有名な「しんかい6500」などを作った海洋研究開発機構(JAMSTEC)の横須賀本部にある訓練用プールで、このコンベンションから生まれた「なにか」が、何年か後に何らかの形で、さらなる技術の進歩に生かされることになる。たぶん。いや、きっと。
競技のルール
水中ロボコンは土日の二日間、一泊二日でおこなわれ、一日目は公式練習と技術のプレゼンテーション、取材にきた二日目が水中デモ。
競技の採点は、ロボットの重量(軽い方が高得点)、技術プレゼン、水中デモの三項目。単純に水中で競技をして勝ち負けを決めるものではないため、開発途中で水中デモまで至らなかった高校生チームなども参加している。
水中デモでは10分の持ち時間を利用して、プール内に用意された数種類の課題に挑むのだが、課題を無視して自由に演技をおこなってもいい。採点方法は、課題クリア点、フリー演技評価点、技術評価点、説明評価点となっていて、各チームのやろうとすることがバラバラなので、フィギアスケート以上に採点が難しそうだ。 |