最初は冷蔵庫に常備されている食パンから。もしこれが抜群においしかったら、朝の台所の音が、トースターのチーンから、揚げ油のジューに一変するかもしれない。
コッペパン以外の揚げパンなんて考えたこともないとか書いたけれど、揚げた食パンを一口食べて、すぐに子供のころ、食パンの耳を揚げて砂糖をかけたものを母親が作ってくれたことを思い出した。
大人になって食べる揚げ食パンは、外はサクッと、中はモチっとしていた。それは白い部分があるからだ。
おいしいけれど、30過ぎにはやっぱり少し油っこいなと思った。でも昭和の子供ならきっと大好きな味だ。 |