11月にも色々あるだろう
マナーに関する本やサイトを見て時候のあいさつを調べると、たいてい月ごとにフレーズが決まっている。11月ならこんなぐあいである。
・鮮やかな紅葉の候となり
・吐く息も白くなり
・菊薫る候
などなど。しかし、こういうのって毎年あてはまるとは限らないと思うのだ。年によっては冷夏もあるし暖冬もある。桜の開花予想だって毎年違うじゃないか。地域差だってあるだろう。
それなのに「マナー辞典に載ってるから」というだけの理由であいさつに使ってもいいのか。お母さんが「5時には帰ってきなさい」って言ったからといって、かくれんぼの途中でだまって帰ってしまってもいいのか。
答えは否、である。一つ一つのあいさつを検証して、2009年東京版「正しい11月の時候のあいさつ」を決めていきたい。
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