編集者インタビュー「そんなコーナー作ったら殺されます」
石川(以下、石):これは、「もう入稿なのに原稿が来ない!」みたいな話ですか?
サラさん(以下、サ):それもあるんですが、企画が決まらない時が多いですね。8ページの特集なのに、まだ4ページしか埋まってない、みたいな。
石:その分量だと、だいぶたくさんメモできますね(笑)
サ:バリエーションとしては、「メモ」以外に、「自分のお気に入りを書いてみよう」の欄とか。でもどっちにしろそんなコーナー作ったら殺されますから(笑)。あくまで冗談です。
石:実際そういうピンチな状態になった場合、どうやって切り抜けるんですか?
サ:実際にはちょっとコラムの隙間が大きくなったりとか、写真が入るはずだったところに無理やりイラスト入れたりとか、元々入れるはずだったイラストをちょっと大きめにして使うとか…。
石:ちびちびと余白を埋めていくわけですね。
サ:分量が少なければそれでしのげるんですが、たとえば記事をお願いしてた人と急に連絡が取れなくなって、記事一本まるっと全部できてない、みたいなこともありまして(笑)、そういう時に「ページ落として台割も組みなおすか、…それかメモだね」、と。
石:なるほど、そうやって修羅場の会話に、自然に定番ジョークを織り交ぜていくわけですね。どうもありがとうございました。
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