誰もが一度は思ったことがあるはずの、この疑問。 試したいけど、センター試験や運転免許試験で試すわけにもいかないし……、と悩んでいた人も多いでしょう。 そこで僕が機械の製造元を訪ね、ボールペンも2H鉛筆も、小さいマーク、汚いマーク、油性マジック、赤鉛筆、全部ひっくるめて調べてきました!!
(加藤まさゆき)
(株)セコニックにお邪魔しました
今回の記事の取材でお邪魔したのは、東京都練馬区にある株式会社セコニックさん。日本におけるマークシートリーダのトップシェアを占める企業だ。
西武バスには『都民農園セコニック行き』という路線があり、練馬区民にはおなじみの名前なんですよ、とDPZ編集長の林さんが言っていた。僕は「都民農園セコニック」って、農園の名前がセコニックっていうみたいで、少し近未来SFぽいなと思いながらセコニックさんに向かった。
セコニック本社を訪ねると、お約束していた藤田さん(左)を含む3人の営業部社員の方が、丁寧に僕を迎えてくださった。作業服がびしっと決まっている、まさにニッポンの技術屋! という御三方だった。昔は開発の部署も担当されていたらしい。
応接室に案内していただくと、そこにはすでにデモ機が2機用意されており、親切な対応に胸が熱くなった。
これがマークシートを読んでいる様子
すごい速さである。さすが最新機種! と驚いていたら、藤田さんが微笑んで、もっと速くなりますよ、言った。実はこの速さは、PCと通信しながらの速さなのだそうで、1分間140枚だが、通信せずに読み込むだけならもっと速くできるとのこと。
今回実験に用いた汎用機SR-3500、\819,000
うおぉぉぉぉぉー! っと思わず絶叫してしまう速さである。まるで滝のように流れていくマークシート。これでも本当に読めるのだという。1分間に250枚ということなので、1秒間で4枚読んでいることとなる。恐るべき速さ、マークシートリーダ。 このあとしばらく、マークシート利用の現状についてのお話を聞かせていただいた。その話を要約するとこうなる。
実験道具たちの登場
と、熱い真剣な思いを聞かせていただいた直後で恐縮だったのだが、カバンから実験用に持ってきた実験用具を取り出させてもらった。持ってきた文具は以下のとおり。 鉛筆(HB・2H)、シャーペン、油性ボールペン、水性ボールペン、ゲルインクボールペン、マッキー、マイネーム、水性サインペン、ホワイトボードマーカー、色鉛筆(黒・赤・青)、クーピー黒、万年筆、筆ペン、墨汁、黒の絵の具、蛍光ペン緑
さあ、これでマークシートを塗りまくります!