■そして実が育つ

ついに子房が脹らみ始めた。人間で言うとなんだ、第2次性徴か?
花が咲いてから1ヶ月ほど。しばらくナタリーの事を忘れていたら、花が散って実が脹らみ始めていた。こいつ、実るぞ!興奮しながら写真を何枚も撮った。

ナタリー全体で20個くらいか。
実は日に日に大きくなっていった。一方その頃、表参道では変な形のビルが建設されていた。まだ金融危機前の話。最近完成したのだが、どうも真っ暗なフロアばかりで心配になる。

傾いてるみたいで、下から見ると圧倒されます。
2月、3月と、見るたびに実が大きくなっていった。毎日、鳥に食べられていないか心配になった。猫が見えると警戒するかと思い、ベランダになつめさんを放っておいたりした。飽きたので木には登らず、鳥だけ追い払う仕掛けだ。たまには役に立ってもらわないと。

もう、食べちゃいたい。
一方その頃、他のプランターも賑やかになる。じゃがいも、パセリ、ネギ、バジル。この辺は種芋や種が残っているのか、毎年なにも撒いていないのに勝手に生えてくる。

うちの野菜室。生パセリはスパゲティによく使いますよ。
5月も終わりになるとついに実がオレンジ色になってきた。もう一息で食べられる!

色が付くとぐっと美味しそうになりますね。ますます鳥が心配。
一方その頃、僕は焼き鳥を食べていた。

おいしゅうございました。
もう、いつ食べてもいいんじゃないか?

丸まる太ったオレンジ色の果実。ああ、美味しそう!
2000年に撒いた種が芽を出し、ここまで大きく育った。ナタリーはいつだって僕が住む家のベランダにあった。僕がナタリーの事を忘れていた日でも、水を吸い光合成をし、少しずつ大きくなっていった。

日に日に濃くなるレンジ色。そろそろ食べてもいいでしょうか?
そしてついに、あの日植えたビワがつけた実を食べる日が来たのだ。桃栗3年柿8年、でもってビワも8年だった!

今まで見たどんなビワよりも美味しそう。
いただきまーす!

こんなに立派に育ちました。
と、ここまで盛り上げて食べてる画像が包丁に乗ってるビワの実とか。

どんだけ適当な写真だ。ちゃんと更に盛りつけて綺麗に撮れよと言いたい。
もうね、後でまとめて振り返った時の構成とか考えて写真を撮れと。何年こういう事やってんのかと。君は2003年に適当な写真撮ってたあの頃と全く成長がないなと。去年の自分を修正したい。
でも、写真は適当だったけど甘味が凝縮されていて酸味もあり、ビワの丸い香りも強くて、本当に美味しいビワだった。少し小さかったけど、8年越しのビワはやっぱり美味しかった。 |