経営再建中のすかいらーくが再建計画を発表した。そのニュースには、中華レストラン「バーミヤン」が低価格レストラン「ガスト」に変わっていく、と書かれていた。
僕が年中通っているあのバーミヤンがなくなってしまうかもしれない。そう知らされて、思い出が走馬燈のように流れていく。
衝撃的なニュースに動揺しつつ、やがてなくなってしまうかもしれないバーミヤンの思い出を今のうちに残しておこうと思い立った。メニューをトレーディングカード「バーミ王」にしよう。
(text by 藤原 浩一)
思い出のメニューをカードに
「バーミヤン」は僕と友人の間で大人気のファミレスだ。理由は家から近いから。そんなバーミヤンがなくなってしまうのは、みんな悲しい。
だからバーミヤンの思い出を、メニューをカードにイラスト化することで保存したい。もしバーミヤンがなくなってしまっても、カードをめくれば思い出が蘇るのだ。いいアイデアだろう。
メニューはほぼ頭に入ってる
ただトレーディングカードにするだけでもいいが、せっかくなのでトレーディングカードゲーム(以下TCG)ができるようにしようと思う。(途中、何段か飛ばしたような気がしなくもない。)
TCGというのは、イラストと共に能力や効果が書かれたカードを使って対戦するゲームだ。マジックオブザギャザリングや遊戯王、ポケモンカードゲームなんかが有名。
ゲームに使うカードの種類は何百種類もあって、その組み合わせは豊富さがゲームをおもしろくする。バーミヤンにはいろいろなメニューがあり、それぞれの特徴があるので、TCGにするにはふさわしいと思ったのだ。
それぞれに、それぞれの良さがあると思う
今回作るTCGはその名も「バーミ王」だ。「遊戯王」からもじった。細かいルールなどは後々決めることにするが、タイトルはコレに決定だ。
早速、バーミヤン友人を集めてイラストを描く作業から始めた。色鉛筆を使って、各自自分の好きなメニューを中心に描いてもらう。
絵心のあるなし以前に、思い出せない
いつも食べてるメニューだから描けるだろうと思って、メニューのリストしか持ってきていなかったが誤算だった。具材や皿の模様があやふやにしか思い出すことができない。
普段多く接しているあのバーミヤンラーメンでさえ、あやふやなのだ。以下、友人の作品。
これではバーミヤンラーメンとは認めがたい
記事冒頭のメニュー写真を見返してもらいたいが、行きつけのバーミヤンで使われている器には青い模様が入っている。漫画に出てくるような赤いグルグル模様は入っていない。
身近な存在でも注意していないと、記憶というのは頭の中で容易に変えられてしまうもののようだ。あまり頼んだことのないメニューならなおさらだ。
記憶に頼ると怖じ気づいて描けなくなってしまったので、バーミヤンのホームページに掲載されているメニューを見ながら描くことにした。
見ながら描いてもよく分からないものも多いのだが・・・。
メニューを見て具材や器を確認する
どんどん描いていく
麺だけ、とかサイドメニューだけ、と偏らないように手分けしながら、おおよそ40種類のイラストを描き終えた。
続いてカードのデザインにうつる。