寝ても問題は解決しない
眠りについてから次に目が開いた時刻は4時36分らしい。
「らしい」というのはその時間に起きた覚えがないのに、デジカメのメモリーにはその時間に撮った写真が残っていたからだ。無意識の内に撮ったのだろうか。
しかもメモもちゃんと取っており、「変化なし」と書かれていました。
それからたぶんまた寝てまた起きたときは福島に着いており時刻は午前6時。いつも通り小麦粉はふるいにかけられてません。
そしてまた寝て起きたときは午前7時30分になっており、その時に計測して書いたメモにはこんなことが書いてあった。
増えたような錯覚をしたらしい。最初に減ったと書いて訂正してるのが気になるが、その増えて見えたという計量カップの写真がこれです。
たぶん疲れてたんだと思う。初めての寝台列車であまり寝れなかったから。
大宮で計測の旅は終わります
北斗星は札幌を経ち15時間。終点上野駅の一つ前の停車駅である大宮に着いた。ここを粉ふるい最後の計測地点にしたいと思う。
本来なら最後は上野で計測すべきだが、札幌で粉ふるいセットを設置するのに1時間かかったことを考えると後片付けの時間は欲しい。車掌に白い粉を片付けてるところを見られたくない。
果たして最後の計量カップはどれくらいのふるいにかけられた小麦粉で満たされているのか。
そして変化の様子を記録したメモです。
結果的に変化があったのは、変化がないことを伝える文字だけでした。
粉をふるう動作は意外に激しい
電車で粉をふるうという実験としては失敗だったが、この失敗から得た知識もある。それは粉ふるいの動きは実は電車の揺れとは比べものにならないほど激しいということだ。
それが15時間電車に粉ふるいを置くことによって得ることの出来た唯一の知識です。