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ちしきの金曜日
 
バイクの大群が押し寄せる国
 


ベトナム。この国をひとことで表すなら「ぎっしり」だと思う。

ベトナムといえばデイリーのライターの方にも何かと縁があるようで、何度も記事になっている国だ。

サイト内検索をしたら本当に沢山出てきてびっくりしたが、私もこの国が大好きなので、負けじとレポートしようと思う。

(text by ほそいあや



ハノイ到着の夜

空港でうっかり白タクにつかまり、高速代を請求された(本来は代金に含まれる)。強気に抗議すると運転手が泣きそうになって車に引っ込んでしまったので、助手席に正規の料金を置いてきた。

飛行機降りた矢先にとんだバトルを繰り広げてしまったが、それよりも度肝をぬかれたのはバイクの多さだった。
ハノイの旧市街には信号がほとんどなく、目配せとタイミングで横断するしかないので最初はまったく渡れなかった。何度もタヌキのように道路の真ん中に立ち止まってしまい、激しくクラクションを鳴らされる。道路の渡り方をマスターするだけでも何日かかかりそうだ。

いきなりの白タクとバイクの大群に足がすくみ、えらいところに来てしまった・・・と怖くなった感覚は忘れない。来て早々、無事に帰れますようにと祈った。


夜9時でもバイクだらけ。
毎日が縁日の旧市街

 

果物が多いです。

翌朝

宿の屋上から見下ろすと、バイクに混じってすげがさを被った物売りたちが色とりどりの品を運ぶのが見えた。
上から見ても何を売っているか一目でわかるのが本当に面白い。

昨日この国がお化け屋敷みたいに見えたのは夜だったせいだろうか・・?今はすごく爽やかにみえる。

さっそくハノイの街を徘徊することにする。


朝は花屋も多いです。

 

あおぞら理髪店

壁に鏡と椅子で、すぐ商売が始められる。すごい。庭でお母さんに散髪してもらうのと似て非なる状況。数もたくさん見た。ベトナムではこれが主流なのだろうか。


大通り沿いに多いので、認められてはいるのでしょうか。
電気も引いてあるし。

商売に限らず、みんなやりたいことをそこらへんでしている。遊びも、食事も、昼寝も・・・。

そして街中にぎっしりと物が詰まった印象がある。


線路きわきわに民家が。店もあり、線路でパン売ってた。
電気街は特に路上にせり出す。みんな道路を好きなように使っている。
ベトナムでは女性がよく働き男性は昼間から遊んでいると聞いていたが、本当に随所で遊んでいた。
マネキンも威張る。

 

ビアホイ

ベトナムにはカフェが多いが、ビアホイと呼ばれる大衆飲み屋も多く、昼間からおやじで大にぎわい。やっぱりベトナムの男性は働いてないのか?

ビールは1杯24円程度、生春巻きは1本16円。

ベトナムは冷房が普及していないので、みんな昼間からここに来ちゃうんだろうな。もちろんここにも冷房はないが冷たいビールがあれば話は別だろう。


女性はひとりもいなかった。
子供もビールって、え?
ネムチュアという、バナナの葉につつまれた豚肉のソーセージのようなもの。こりこりしてクセがあって美味しい。16円。
日本の生春巻きと違って春雨的なものは入っていなかった。野菜と海老のみがぎっしり。

 

ドラゴンフルーツ食べ放題!

フルーツぎっしり

この国はフルーツが豊富だ。種類も多く、見たことのないものや、皮の剥き方もよくわからないものがある。

暑い国なので、みんな好みのフルーツを買ってジュース代わりにかじって歩くのだろうな。

路上で買った、皮を剥かなくても食べられるなにか。甘酸っぱくて美味しかった。
左の黒いのは、前歯で皮を剥いて食べる栗のようなもの。味も栗だった。右は無難な味すぎてよく覚えていない。
ドリアンは初めて食べたけど結構いけました。
くだものの王様マンゴスチンもお手軽に!

 

 
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