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フェティッシュの火曜日
 
目隠しして連れてって

「ええ〜!!?」と目隠しとって第一声

墓〜!ゲラゲラ〜!と、どうかしてるほど笑う

1発目からいきなり墓だ

なんだこりゃ!?お墓だ〜!!うわー、お墓だって、結婚式場だと思ったらお墓だって!と大笑いしたのだが、今考えると「式場かと思ったらお墓」にはそこまでのおもしろさは備わってないような気がする。だけどもその場では本当に可笑しくて大笑いしたのだから興味深い。

そういえば「現実がズレたときに人は笑うのだ」という話を聞いたことがある。感覚としては、現実がだるま落としでスコンと抜かれたようなズレ加減で笑っていた。それにしても、こんなに笑ったのは久しぶりだ。

→目隠しをとるとなぜか大笑い


2本目 大北が石川を連れていく

五反田→→→池袋にある60階展望台


墓とかじゃなくて、展望台の景色という真っ当にきれいな光景を見せに行く(もちろん石川には隠して)

車内の風景だがやはりおかしいか、いやどうなのか

連れてく側の気持ち

車内でおばあちゃんに席を譲られそうになる。ちゃいまんねんわてそんなんとちゃいまんねん、と恐縮の大洪水。こっちはこういうレジャーなんです、ほんとにすいません。

電車を降りるタイミングをヘッドフォンをとり耳打ち。しかし同時にアナウンスが駅名を告げた。やばい。ばれたか。

→車内アナウンスは、敵だ


人が多いうえにお店のアナウンスもばかでかい

雑踏の中

手を握って引っ張っていくのが一番効率がよいことに気づく。肩を組んで歩くと前方の障害物に対する危険が察知できず、かといって石川の手を僕の肩に置くのはお互いの足がぶつかってしまうのだ。

展望台までは池袋の人込みを通る。なかなかの騒音。これは察知されてしまうか思い、電話ボックスに入れて混乱させてみた。後に聞くと「全く人気のないオフィス街を歩いていると思った」という。ほー。「あと、途中で電話ボックスに入れた?」へー、そういうのはわかるのか。

→人の気配は分からないが、電話ボックスは分かる


目的地を混乱させるために電話ボックスに入れてみました

水は「普通の味だった」と

フェイントで飯を食う

展望台施設に入ったあたりに喫茶店を発見しホットドックを食べた。意外な行動で今の場所を分からなくさせるのだ。

隣には大荷物の営業マン2人組がいて、しきりに荷物の大きさを恐縮していた。恐縮も石川には聞こえず、ムダに恐縮させてこちらが恐縮してしまう。

席に座らせて水を飲ませる。後に感想を聞くと「少しびっくりしたけど水は普通。いつもの水。」ということだった。摂食の感覚は変わらないのか。

→食べ物の味は変わらないようだ

また、座らされたことで「美容院かと思った。」らしい。何で美容院?だがかく乱は成功していたようだ。


60階にある展望台に到着

エレベーターに乗ってさあ60階。高所恐怖症ならずともうっすら血の気の引く高さである。展望窓というのか、足下から窓になってて一望できる地点に到着。ヘッドフォンをとって「目隠しとっていいよ。」でオープン。


展望台の窓に到着、いよいよ目隠しをとって‥‥

目を開けたら都!なこの風景

やっぱり展望台か、と言いつつも笑っていた

残念、予想どおりでした

横から目隠しをとる人を観察していた。眩しそうに目を開けて1秒くらいはぼんやりした顔をしているが、すぐに「ワハハ!」と声をあげて笑った。その後もずっとへらへらしている。あまりはしゃがない石川だが、興奮状態なのかやたらに饒舌である。目隠し中の出来事やとった感想などをずっと喋っていた。

ところがどうやらこの展望台は予想通りだったらしい。やはりあのときの「池袋〜池袋〜。」という車内アナウンスが聞こえてしまったのだという。池袋といえばあれか、とピンときたらしいのだが、くやしい。連れ出すのが少々面倒だったため、もうほんとにくやしい。

→有名な景観スポットはバレやすいので注意


番外編 吉田を大北・石川が連れていく

池袋の展望台→→→その辺の公園のライド


お手伝いとして来た吉田にも体験してもらう(ちなみにこの3人は同級生だった)

悪い例

誘導しながら撮影をするのはどうにも具合が悪かったので急遽お手伝いを呼んだ。呼んだはいいが、企画を説明するのがめんどうだったので、とりあえず体験してもらうことに。

ところがこれがだめだった。ひー!とか怖いー!という吉田の言葉で思い出したが、テレビ番組内でも脅えながら連れていかれていた。事前説明がないと怖いものなのだ。

そして何より悪いのは怖がってしまうとその恐怖は目隠しをとるまで拭えないことだ。不安はやはりスパイラル状に高揚するのだ。

→安心感が楽しむコツ


揺れるので電車内かと思ったら公園の新幹線ライド上(おしい!いや、おしいのか?)だった吉田

公園のライドを電車内だと思い込んだ吉田

連れていったのは駅に戻る途中にあった公園。もうこれでいいや、と新幹線の遊具に乗せてユサユサゆすりながら目隠しをとる。

「ああー!」と驚きの声をあげたのでどうしたのかと思ったら、どうやら電車に乗ってたと思ってたらしい。歩いてる時間、座っている、ゆれている、の条件で「絶対に電車の中だと思った。」のだという。おしい。概念は大体あってる。実物は全然違うけど。

→目的地予想は大枠で合ってたりする

それでもあれだけ怖がってたわりには目隠しをとると笑っていたのでどこに連れてっても可笑しいのか。


 

 
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