シュガー社員の原風景
会議で「車窓でマリオってしますよね。」と話を切り出したとき、「しますね!」と声をあげた者が3人いた。どれも1980年、私やレッドソックスの松坂と同年生まれの今をときめくシュガー社員たちだった。(シュガー社員が何なのかはこれから勉強します)
私がマリオを初めてプレイしたのは、小学校の低学年だったろうか。卵から生まれた雛は初めて見た物を親と思い込み、これを「すりこみ」現象という。そして同じことが私たちにも起こったのだ。
車窓で想像してまでプレイするほどゲームが大好きというわけではない。やってしまうのだ。流れる景色が幼少期のゲーム画面を喚起するのだ。これはどうやっても逃れられない業のようなもので、20年近くたった今でも離れない。きっと年金をもらう頃になっても車窓でマリオをしてることだろう。
戦後生まれは原風景を持たないというが、マリオが私の原風景なのかもしれない。末期の病床で「フラワーとったら火ぃ出るねんで…。」と謎の遺言を残して死ぬことだろう。 |