複雑な現実を説明するイラスト
ポスト構造主義とかポストモダニズムとかいう風に呼ばれる現代思想を乱暴にまとめてしまうと、「全体性」や「真理」といった全てを秩序立てる超越的なものはないということになると思う。
そういう世の中では『現実』というものが捉えづらくなっている、とこの本には書いてあった。『現実』は絶えず変化し続けているので、固定化された理論で捕まえようとしても隙間からすり抜けてしまうからだ。
なるほど現実を正しく捉えることのできない不安さというのは日常の中で実感することも多い。
イラストを多用してわかりやすく解説するこの本は、その様子をたとえばこんな風に紹介していた。 |