世界遺産「高野山」。空海(弘法大師)が真言宗を開いたあの山です。 ひとたび山に登るとほんと寺しかないよ。普通の人よりお坊さんのほうが多いんだから。そう聞いて、なんかかっこいいなという興味を持ちました。 がっつり山ステイし、空海に萌えたいと思います。
(text by ほそいあや)
大阪から和歌山へ
なんば駅から南海電鉄で約2時間。極楽橋まで行ったら、超斜めのケーブルカーに乗り換えて5分で高野山駅に着きます。
高野山駅に到着
この日、出発地点の大阪の最高気温は34℃。しかし高野山は標高が1000メートルあるのでちょうどよい気温でした。 バスに乗る前に、宿坊の予約をします。 宿坊とはお寺の中にある宿泊施設のことです。高野山には一般の旅館がほとんどないため、お寺に泊まることになります。高野山には117のお寺があり、多くが宿坊を兼ねています。
空海と二匹の犬
空海は二匹の犬に導かれて高野山にたどりつき、この地をいたく気に入って霊場をひらいたという言い伝えがあります。 奥の院のそばのお寺に、日替わりで二匹の犬がつながれていましたが、もしかしたらあやかっているのかもしれません。
金剛峰寺
まず、高野山真言宗の総本山である金剛峰寺(こんごうぶじ)へ。 とりあえず、「今後、無事に過ごせますように」とお祈りしておきました。 … ダジャレだと知って弘法大師が怒りませんように。