アイスボックス、レモン&ライム後の35.9℃が最低記録で、これ以上下げることは出来なかった。おそらく、アイスを食べて血糖値が上がり、それが燃焼されて体温が上がってしまったのだろう。
アイス饅頭や冷カップヌードルなど、カロリーの高いものを入れてしまったのが敗因では無いかと思う。
なにも掛けていないかき氷を食べ続ける実験なら結果も違ってきたと思うのだが、それは楽しく無さそうなので自由研究ではやりたくない。実験にかこつけてアイスを好きなだけ食べられるのがこの実験の良いところなのだ。
では、まとめよう。
■まとめの前に、計算してみた
凍死するために必要なアイスの量を計算してみた。
- 体重65kg、平熱を36.5℃として計算する。
- 体温が25℃以下になるとかなりの確立で死亡する。
- アイスを食べた事による血糖値の上昇による体温上昇は無視する。
- アイスも人体も水として計算する(1mlで1℃上がると1cal)。
- アイスの初期温度は-18℃とする。
体温36.5℃の場合、25℃まで下げるには
65000 * (25 - 36.5) = -747500cal
が必要となる。-18℃のアイスを36.5℃まで熱すると、温度差分と80calの溶解熱を足して1ml当たり134.5cal必要になる(厳密にはもっと少ない)。つまり1mlのアイスは134.5calの熱量を奪うわけで、
747500cal / 134.5cal = 5557.6ml(5.5リットル)
となる。約5.5リットルのアイスを食べると凍死してしまうようだ。アイスに含まれるカロリーの影響は考えない物として、単純に体温とアイスの量、温度だけで計算したので本当はもっと多くなるだろう。大体6リットルくらいだろうか。まぁ、普通はそんなに食べませんね。
と言うわけで、真夏でもアイスを食べ過ぎると凍死するってのは都市伝説だと言っていいと思う。計算大雑把すぎてアレだけど。 |