細い路地の終点までたどり着くと、あ、もう終わりかと思う。もっと続いていればいいのに。
たいへん下らないけれど、ぼくが路地を好きな理由はたぶんそれだと思う。知っている場所が知らない道でつながっていることを知る好奇心よりも、もっと原始的なこと。この道、細っ!長っ!。その驚き。
書いてて恥ずかしいが、つまりそういうことだ。小学3年生ぐらいの沸点で、これからも細長い道に興奮することと思います。