真っ赤な映えスポット
いちばんびっくりしたのがこれ。
これは上の通路にあがるための階段だった。もちろん純粋な階段としてではなく、広場のシンボルとして作られている。だから名前もついている「しぶS」だ。確かにSの形になっている。
まわりのベルベットのように見える部分は赤い金属が貼ってある。
しかもここ、照明がゆっくりと明るくなったり暗くなったりするのだ。
実際のスピードはこちら
まるでくじらに食べられたようだ。当然写真も映える。
効率重視の風潮のなか、これだけ純粋に違和感を感じさせてくれるものは嬉しくなる。よくこんな変なもの作ったな!と思ったし言った。皮肉でもなんでもなく、おもしろいと思う。
だって階段としては暗いし、横から見ると穴が開いているように見えて怖い。
海外や養老天命反転地ならばこれぐらいの乱暴さはあるし、こういうことを含めての「なんだこりゃ」と思わせる建築ならばこれでいいのではないか。たぶん。
そのうち「足下にご注意ください」って貼り紙や照明がたくさんつくかもしれないけど。
真空みたいな雰囲気
しぶSだけではない。サクラステージはむかしのSF映画で見た宇宙船のような雰囲気がちょいちょいある。
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まだできたばかりできれい、人も少ない、壁に広告が貼ってないなどが相まってすぐ真空みたいな雰囲気になる。
LEDのカリっとした明かりもゲーミングPCのようでいい。
ビルのテーマがピンク
サクラステージなのでテーマカラーがピンクだ。冒頭のしぶSもピンクだったし、壁面の模様もピンクで描かれている。
……でも、ロゴの後ろの黄色い提灯が気になりますよね。
サクラステージは線路に近い方からシブヤサイド、サクラサイドと名前がついているが、その隣にクシカツサイドと呼ばれるビルがある。呼んでいるのは私だけだ。
これがサクラステージのピンクと見たことがないコントラストを生んでいる。


