





もともとはアパレル業界で働いていたという砂本さん。骨董品集めの趣味が高じて、会社を辞め、骨董屋をはじめたそうです。
ここにあるものじゃないよ。もっとちゃんとした骨董品を集めて、ネットオークションとかで売ってるんだよ。
「ちゃんとした」骨董屋と並行して、アーティストたちに表現の場を提供しようと、このスペースの運営もはじめたそうなんですが……。
すごく安く貸し出してるんだけど、あんまり使う人、いないな。
この場所自体の色が強すぎるからじゃないですか!? これよりインパクトのある展示、なかなか出来ませんよ!
ここにイラストを展示しても、見てもらえる自信はありません
……ということで、今では貸しギャラリーというよりは、砂本さん自身のアトリエ&展示スペースとしての性質が強くなっているようです。
「あ、忘れてた」ということで、何かのスイッチを入れて、謎のノイズ音楽をかけ出したんですが……
ピアノの鍵盤を叩きつけているような、なんとも言えない音楽が響き渡って……。
この空間にはマッチしてるんだけど、うるさくて話が聞き取りづらい! ……でも「止めてくれませんか?」とは言い出せず
■アートじゃない! 売り物!
骨董品を集めるのが趣味だったということですけど、こういうアートの制作も昔からやってたんですか?
いや、別にアートを作ってるつもりはないんやけどな。ちゃんと勉強したわけでもないし。
これなんかも「アート」って言っちゃえばギリ理解できるのに(便利な言葉!)、「アートじゃない」って言われちゃうと、もう何だか分からない!
まあ、ボクはこの手の店、よく行ってるけど……
骨董屋って、オークションとかに行って仕入れた商品を、別の場所で売って利ざやで稼ぐものなんやけど、普通の骨董品って相場が出来上がっちゃってるから、売る方も買う方もだいたい値段は想像の範囲内なのよ。でも、ここにあるやつは値段、想像もつかないやろ?
色んな仕入れ先を回ってると、明らかに「誰も買わないだろうな」っていうものもあるんだよ。そういうものを素材にして組み合わせて売り物にしてるの。ここにあるもの、全部売り物だから。
昔の便器。模様が入ってキレイではあるものの、普通、古い便器なんて買う人はいませんが……
こうやってマネキンと組み合わせれば、買う人も……いるかなぁ?
でも、京都もインバウンドで外国のお客さんが増えてるから、ここにも時々、外国人が迷い込んでくるんだわ。みんな驚いて喜んでくれるで。その中に大金持ちのお客さんがいて、すごい値段で作品を買ってくれることもあるんじゃないかと。そうしたら大儲けやろ?
そういう作戦なんだ。確かに可能性はゼロではないですね。
「金持ちの外国人客に売りたい」とは言うものの、建物と一体となった展示も多いので、本気で売る気があるのかどうかは不明
ちなみにこの建物が元・病院だったというわけではなく、看板だけ廃業した病院からゲットしたようです
確かに、病院にあったっぽいものが多いですね
時々、古い病院の備品が出品されるんだけど、誰も買わないから安く仕入れてくるんや。
確かに病院の備品って普通、病院でしか必要ないけど、まともな病院だったら中古の備品なんて使い回さないもんな……。
意外と作戦が成功しそうで怖い
安く仕入れたガラクタを組み合わせた作品(?)を金持ち外国人に売りつけたいと語る館長さん。荒唐無稽な作戦と思いつつも、意外と外国でウケそうな予感も……。何かの弾みでバンクシー級に評価される可能性もゼロとは言い切れないでしょう!?
「儲かったら、ニューヨークにもこんな施設を作る!」とのこと。タイムズスクエアの片隅に「カオスの間・ニューヨーク支店」が出来たら、ホントのクールジャパンだなー。
■カオスの間
京都府京都市三条通り白川上ル石泉院町394番地
【営業時間】10時~19時
【定休日】不定休
本物の「強盗殺人事件容疑者特別手配書」。ただし顔を公開するのは悪いから、写真の部分だけ、自分の若い頃の写真に入れ換えてあるそう。……その気遣いが分からない!