特集 2019年1月25日

GPS描き初め2019・泉北亥

現存する日本最古のダムを尻尾に

閑話休題。

これ以上団地の話はぐっとこらえるとして、尻尾チームの道中の見所はあとふたつ。池と地形だ。

地図で見てもわかるのだが、泉北のこの地域は実にため池と調節池が多い。

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たとえば右耳の中のこれ。(Google earth / Image Landsat / Copernics / Data SIO, NOAA, Navy, NGA, GEBCO / Imga IBCAO / Data Japan Hydrographic Association)
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調節池だ! ちなみにぼくは調節池めぐりも趣味としています。
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そんな特殊な趣味に賛意を示す、すばらしい尻尾チームメンバー。
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興味深かったのは、このこんもりした小山(右に写っている彼のことではありません)
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上に上がってみたら、なんとため池だった。こんもりは人工の土手だったのだな。
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しかも場所的には、ちょうどウリ坊の肛門にあたる。(Google earth / Image Landsat / Copernics / Data SIO, NOAA, Navy, NGA, GEBCO / Imga IBCAO / Data Japan Hydrographic Association)

このエリアは、古くから水不足に悩まされてきたところで、それでため池が多い。

きわめつけはこれだ。

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きわめつけは尻尾の先にあるこの大きな池!(Google earth / Image Landsat / Copernics / Data SIO, NOAA, Navy, NGA, GEBCO / Imga IBCAO / Data Japan Hydrographic Association)
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なんとこれ、現存する日本最古のダムなのだ!

なんとこの「狭山池」はダムで、実に西暦616年に造られたというもの。

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じっくり見たいのだが、ぎりぎり尻尾の先で、それ以上近づけない。無念。

体の各所に調節池とため池を配する、なかなか見所の多いウリ坊である。

GPS地上絵の醍醐味「徒労感」

で、もうひとつの見所が地形。見所、というか、アップダウンにたいへん疲れた。

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後半の後ろ足からゴールのおなかにかけて、登り降りが激しくなった。
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登ったかと思ったらすぐに下り、
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また登り直す……。
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特殊な趣味の合う愉快な仲間たちだったが、さすがに無口になってきた。

「せっかく登ったのに降りるの繰り返し」はGPS地上絵ならではである。ふつうこういう移動はしない。散歩であってもこんな徒労感あふれるコースは選ばないだろう。「絵を描くため」という、目的地に到達するための移動ではない動きは、時にこういう動きを描き手に強いる。

醍醐味と言えば醍醐味なんだけど、正直、つらい。

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最後のゴール地点に至っては、ほぼ山であった。
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さっきまでふつうに住宅街だったのに……
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そしてここがゴール地点。完全に山中。

地図上では上の写真の藪の先に道があるはず。その先の崖っきわがゴール地点だった。崖の下に「顔チーム」がいて、両者のログが断崖絶壁をはさんでつながる予定だったのだが。さすがに危険だったのでここで終了とした。

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こちらはその崖下。ゴール地点にいる顔チームの様子。「この上に尻尾チームがいるはずなんだけど……」
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ログで見ると、ゴール地点はこんなふうに少し離れてしまった。右から来た尻尾チームと左から来た顔チーム。

 

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