特集 2018年11月5日

ゴマの姿がよくわからないので、育ててみた

サッポロ一番しおラーメンのゴマ増し

こうして長きに渡ったゴマの分別作業を終え、ようやく食べる時が来た。

プランターで育てた時とは収獲した量が圧倒的に違う。収獲してからの苦労もけた外れだったが、とにかくこれでしばらくはうまいゴマが食べ放題だ。

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最終確認としてゴミを探しながらゴマを煎る。

ゴマを食べるといえば、やっぱりサッポロ一番しおラーメンだろうか。前からゴマの量をマシマシにして食べてみたいと思っていたのだ。

サッポロ一番のゴマは「切り胡麻」だ。その形状を再現すべく、香ばしく煎ったゴマを軽く擦っておく。切り胡麻というくらいなので、包丁の刃で刻むのが正解だったかな。

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小袋のゴマと見比べながら、似た感じになるまで擂り潰す。

小鍋に500ccのお湯を沸かし、麺を茹でて粉末スープを溶かす。

そして丼に移したら、通常の10倍くらいのゴマをドーンだ!どうだ!なにがだ!

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辛さ10倍ならぬ、ゴマ10倍ラーメンである。

伸びる前にとさっそく食べると、これがものすごく贅沢をしている気分になれる味なのだ。

なんていっても10倍である。好きなゴマが10倍だ。きっとサッポロ一番の開発者は、原価とかを無視できるならこれくらいゴマを入れたかったのではというくらいにうまい。ラーメン自体がうますぎてゴマ本来の味がよくわからないのが欠点か。

なんだったらもっとゴマが多くても全然いける。いっそ公式にゴママックス版しおラーメンを出して欲しい。食べる側がゴマを勝手に足せばいいんだけど。たぶんゴマ20円分くらいで夢が叶う。

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この味を知ったら、通常のしおラーメンに戻れないのではという香ばしさだ。

ゴマ和えやアイス乗せなどもうまいよ

せっかくなのでゴマ料理のド定番である、ホウレン草のゴマ和えも作ってみた。ゴマ和えを作るなんて、人生初ではなかろうか。

もちろんゴマは通常のレシピよりもたっぷり。もはやゴマは料理の引き立て役なんかじゃない。ゴマの味を引き立たせて、いかにたっぷりと食べるかが勝負なのだ。

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煎ったゴマを軽く擂り潰し、醤油、砂糖、みりんで味付けした。

少し甘めに仕上げたゴマ和えは、ホウレン草と一緒になって塊で口の中に入ってくるゴマが素晴らしい。これぞゴマの団体競技。

もはやこのホウレン草とゴマの関係は、子持ち昆布における昆布と数の子の関係だ。ゴマを楽しむためにホウレン草がつなぎ役として存在している。

このゴマだったらスウィーツにもいけるのではと、そのままの勢いでバニラアイスにも掛けてみた。

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カップのバニラが冷凍庫になくて、バニラバーになっております。

これもまたうまかった。煎りたての香りがバニラアイスとよく合う。ナッツ類が入ったアイスはあるが、ゴマだとより和な感じに仕上がってくれる。ここに黒蜜やメイプルシロップをかけてもいいね。

ただ皿にくっついたバニラバーを剥がそうとした衝撃で、大量にゴマが飛び散ったので、できればバニラバーでない方が好ましい。おそらくベストは雪見大福かな。

この煎りたてのゴマが気に入って、しばらくは出かける先にも持ち歩くようになった。

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例えば流しそうめんに参加した時とか。
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携帯用煎りゴマセットをさっと取り出す。
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ほら、そうめんがゴマだれで食べられる!


おもむろに煎りゴマセットを取り出すと、ちょっと面倒臭い人のオーラが出てしまうが、そんなデメリットを差し引いても、やっぱり煎りたてはおいしい。

なんだか新しい味覚の扉が開いた気分である。ゴマだけに。


ゴマを料理に使う機会は今までほとんどなかったのだが、こうして食べてみると、煎りたてのゴマはとてもうまい。なんだかゴマを見直してしまった。

市販品のゴマと栽培したものの違いは正直わからないので、わざわざ育てる必要はないような気もするが、きっと来年も育てると思う。

今度は畑で育てて、面倒くさがらずに完熟したサヤだけを日々収穫して、最高のゴマを手に入れてみようと思う。

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うどんにも合うね。

 

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