特集 2018年10月11日

ビルさんぽ ~60年代はかっこいい、70年代はかわいい~

外観のたのしみかた

地下鉄で日本橋にやってきた。雨が降っているので、傘をさしながらいいビルを探す。

大手町では、地下鉄から直結していたのでそのまま中を見ることになった。でも、ふつうはビルを外から見ることになる。

歩きながら、外観を見るポイントについて教わったことをまとめてみた。

窓と窓枠

六角形の窓
六角形の窓
いまのビルの窓はだいたい四角だけど、古いビルはいろんな形のものがある。こんな六角形のやつのほか、丸いのもよく見かける。半円形のアーチみたいなのもある。だから見る楽しみがある。
アーチみたいな窓
アーチみたいな窓
まるで目のように、窓の形はビルの表情を作るのだそうだ。そういえば、「ちいさいおうち」の二つの窓は目みたいだなあと思ったのを覚えている。

昔のビルは窓の形が凝ってる。そのぶん、もし割れちゃったら交換するのが大変なんだそうだ。ぴったりの形の窓ガラスはなかなか売ってない。
くっきりとした窓枠
くっきりとした窓枠
窓がふつうの四角いタイプだとしても、窓枠によっても印象はだいぶ変わる。このビルの場合、枠が [ ] みたいで素敵だ。

タイル

角がぐにゃりとしてる
角がぐにゃりとしてる
ビル散歩の途中で出会ったタイル。

タイルがぴかぴかしてきれい。こういうのを陶磁器質タイルというらしい。微妙に色の違うタイルの配置に模様ができるし、タイル一枚を見ても焼きムラによって表情ができる。

このビルの場合、角のタイルがわざわざ曲げてあるのがすごい手間だ。みんな感嘆していた。

ガラスブロック

このたたずまい
このたたずまい
ドアの左側にあるのが、ガラスブロック。たしかに味がある。いまだとあまり見かけないように思うけど、前面がガラス張りになってることが多いからか。

この水色のドアと、左隣で色を合わせた玄関灯も素敵だよねえ。ぜったいこの奥に服か、おいしいコーヒーを売ってそうな気がする。

ドアハンドル

透明できれい
透明できれい
こういうドアの取っ手をドアハンドルというんだそうだ。壁や床の色、材質などに合わせて考えて決められているとのこと。
きれいな赤
きれいな赤
このドアハンドルなんか、まるで差し色みたいだ。なるほど、こういう楽しみ方があるのか。

階段室と窓

ピサの斜塔みたい。傾いてないけど。
ピサの斜塔みたい。傾いてないけど。
階段室というのは、階段だけがある部分だ。一定のリズムで明かりとりっぽい窓が空いているので、それと分かる。

このビルは残念ながら閉まってたので確認できてないんだけど、この白い円筒の部分がきっと階段室だろう。もしかして螺旋階段だろうか。いろいろと想像がふくらむ。
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