特集 2017年10月5日

ICなしで太鼓の達人風ゲームを作る、「普通じゃないプログラム」発表会

最新技術にも目がない

どうせやるなら最新機種をハックしたい。そんな願望は普通じゃないプログラミングにはつきものである。
今回は最新ゲーム機のNintendo Switchに手を加えた作品も出ていた。

津田塾大学の栗原先生の作品である。
1-2-Switchという、コントローラーを振ったり傾けたりして遊ぶゲームがある。
色んなミニゲームが収録されているのだが、栗原先生はその中でガンマンというゲームをチョイスした。
3、2、1、レディー…ファイア!というかけ声がかかった瞬間に銃の早打ちのジェスチャーを先にやった方が勝ちというものだ。
上の方にある赤いのがコントローラーです。
上の方にある赤いのがコントローラーです。
コントローラーをモーターにくくりつけて、かけ声を音声認識した瞬間にモーターを動かすことで、自動でゲームに勝てるようにしてしまった。
ファイア!で動く銃(コントローラー)。
ファイア!で動く銃(コントローラー)。
ウィン、と動く銃がかわいい。
しかしかけ声の中には「3、2、1、…fly!…fox!」という引っかけもあり、最初は耐えるものの引っかけを連発されるとウィン、と動いてしまうそう。それもかわいいな。人間か。

ネットをネタにしたものも

メロディーだけ頭に出てきて、あっこの曲なんだったかな…!?ということはままある。
同じ悩みを抱えたとき、人はYahoo!知恵袋で質問をするのだ。
「曲名を教えてください てんてててん… みたいな感じだったと思います」
「曲名を教えてください てんてててん… みたいな感じだったと思います」
聞き方がすごいが、それだけで当てる方もすごい。
このやりとりをシステムにしてしまったのが金杉さんだ。

フレーズは出てくるのに曲名がわからない…!そんなときはこのシステムを使えばいいのだ。
質問入力欄にフレーズを入れよう。
質問入力欄にフレーズを入れよう。
すると、曲名を教えてくれる!「たたたーたた」だけで出てきた。
すると、曲名を教えてくれる!「たたたーたた」だけで出てきた。
めちゃくちゃ入力が大変だ。だが、これですっと曲名を調べることが出来る。
ちなみにあらかじめ登録したフレーズとマッチするかどうかで判定しているので、金杉さんが曲に合わせて頑張って登録する必要があるのが課題である。
フレーズを登録する画面はもっと大変なことになっていた。
フレーズを登録する画面はもっと大変なことになっていた。
さて、先日ハンドスピナーにチベット仏教の仏具であるマニ車を搭載して、回す度に徳が積めるというネタがインターネットで出ていた(徳を積みたい人に――マニ車ハンドスピナーが登場、マントラを回転に乗せて - ねとらぼ)。
回した数だけお経を唱えたのと同じ効果があるというマニ車。現代人はベアリングを内蔵してさらに怠惰になった。
回した数だけお経を唱えたのと同じ効果があるというマニ車。現代人はベアリングを内蔵してさらに怠惰になった。
frog_aboonさんはこれをさらに発展させて、マニ車搭載ハンドスピナーを自動で回すようにしてしまった。
Twitterで「徳がほしい!」と書くと反応して回る。IoT(Internet of Toku)だ。
Twitterで「徳がほしい!」と書くと反応して回る。IoT(Internet of Toku)だ。
ところでマニ車を知っている前提で書いてしまった。僕はよく知らなかったが、この発表を聞くことでものすごくよくわかった。
なぜならfrog_aboonさんがやたら詳しく説明してくれるからである。
なぜならfrog_aboonさんがやたら詳しく説明してくれるからである。
「そもそも徳とは何なのか」というスライドまで現れた。下調べをやたらしっかりやっている。
発表時間のうち徳についての講義が7割を占めるほどだ。

ちなみに彼は去年「レーザーカッターで燻製を作る」という発表をしたのだが、
「そもそも燻製とは何か」というスライドがしっかりあった。
「そもそも燻製とは何か」というスライドがしっかりあった。
去年も同じ流れであった。ここまで来るとこれは彼の芸風であろう。来年も楽しみにしてます。

今年もプログラムのコール&レスポンスが

Maker Faireなどのイベントによく出るという堀 洋祐さんは、イベントで名刺がない!というあるあるな問題の解決のため、その場で名刺が用意出来る名刺プリンターを作った。
レシートプリンターで名刺データを印刷するのだ。
レシートプリンターで名刺データを印刷するのだ。
出来上がった名刺はこんな感じ。
出来上がった名刺はこんな感じ。
これは普通に便利だ。なによりレシート用紙にプリントされた名刺がかわいい。ほしいなこれ。

そしてその1時間後、3846masaさんが飛び入りでこんな発表をしてきた。
「ブラウザ上で動く名刺プリンター」だ。
「ブラウザ上で動く名刺プリンター」だ。
さっきカサネタリウムさんが発表したやつをソフトだけで実現するものを作ってきた。
「レシートプリンターみたいに印刷がかすれる機能も搭載しました!」と言っている。どこに力を入れているんだ。

ABProの特徴として、発表された作品を時間内に改造して発表して良い、というものがあるのだ。
短時間でさっと作って見せられるのはかっこいい。
ぐ、僕も取材でなければさっと何か作ってドヤ顔したい…!とうらやましくなった。腕が4本くらいあればいいのに。
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