とくべつ企画:寿司と乗り物 2017年1月3日

タイでお寿司屋さんと「屋台」の寿司を食べ比べる

ナイトバザールで寿司探し

チェンマイでは毎夜のようにナイトバザールというものが開かれている。衣類や雑貨などの土産ものや、その場で調理された食べ物など数えきれないほどの店が並んでいて、とても賑やかだ。

この日はちょうどサタデーナイトバザールという飲食店が多く出るバザールがやっていたのでそこへ向かった。
ノロノロとしか進めないほど賑やか。
ノロノロとしか進めないほど賑やか。
サタデーナイトバザールはけっこう広い区間で開かれていたのだけど、雑貨店と飲食店がしっかり分けられていて、割と簡単に寿司屋を見つけることができた。

22時をまわっていたからか、お寿司の数はちょっと寂しい感じだったが仕方ない。
やった、見つけました!
やった、見つけました!
これが屋台の寿司。ああ・・・生ものが無い! なるほどそういうことか。
これが屋台の寿司。ああ・・・生ものが無い! なるほどそういうことか。

屋台寿司のメインはカニカマととびっこ

実は来るまで、屋台の寿司でお腹が痛くなったらどうしよう、と恐れていた。一つは衛生面であるが、ちゃんと蓋をしてあるところに入れられていたのでだいぶ安心。

そして意外と涼しい気候とはいえ、外で生ものを扱うことに心配していた。しかし見てみたらその点も理解できた。生魚はほとんど使われていないのだ。
小さいトングと入れ物を渡され、自分でとっていく。楽しい!
小さいトングと入れ物を渡され、自分でとっていく。楽しい!
これは寿司だ! と自信をもって言えるのはボイルされたタコくらいで、あとはカニカマととびっことキュウリが、マヨネーズであえられたりチーズをのせたりして色んな形で使われている。ほか茎ワカメ、アボカド、貝ひもなどが使われていた。
はしゃいでたら店長がオマケしてくれた。優しい
はしゃいでたら店長がオマケしてくれた。優しい

価格はなんと1つ5バーツ!(約15円)

しかもなんと衝撃的な安さであった。1つ15円! 15円だ。確かにちゃんと握ってもないけど、世界にはこんな安い寿司もあるのだという事実に仰天である。
無くなってきたので補充する店主。製氷機みたいなので一気にシャリをかためる。
無くなってきたので補充する店主。製氷機みたいなので一気にシャリをかためる。
発泡スチロールからネタの入ったパックを取り出し、のせていく。これなら素人でもできるね。
発泡スチロールからネタの入ったパックを取り出し、のせていく。これなら素人でもできるね。

ガーン…酢飯じゃない!

安さで仰天していた私だが、口に入れた直後に脳天に稲妻がかけおりた。なんてこった、シャリが酢飯じゃないのだ!

日本人として、これを寿司と言っていいのだろうか…?! 私の中で眠っていた寿司ポリスが目を覚ました。
え、酢飯じゃない…と一瞬止まってしまった。
え、酢飯じゃない…と一瞬止まってしまった。

「口の中が可愛い」

まあいいか。と寿司ポリスはまたまぶたを閉じ寝始めた。

一瞬止まったあとの次の感想が「口の中が可愛い」だったからである。二まわりほど小さい寿司がコロコロと口の中で転げる感じがとてもかわいいのだ。それに、多用されているマヨネーズの酸味がちょうどいい寿司もある。いつもの寿司とちがってこれはこれで面白い。
これは可愛い!
これは可愛い!
写真だと分かりにくいけど全体的に二回りくらい小さい(追加で作ってくれた海老とサーモン。ちゃんと寿司ぽいのがあってよかった)
写真だと分かりにくいけど全体的に二回りくらい小さい(追加で作ってくれた海老とサーモン。ちゃんと寿司ぽいのがあってよかった)
大胆に使われたとびっこにマヨネーズとチーズをのせたもの。もはやツマミだな。
大胆に使われたとびっこにマヨネーズとチーズをのせたもの。もはやツマミだな。

タイの屋台寿司はツマミ

私が屋台寿司を可愛い可愛いと連呼していると、店主は「小さーい。だから安ーい」と笑って教えてくれた。

そうだったのか。寿司は味やサイズを変えながら世界に自由に羽ばたいているのである。物足りなさはあるけれど、ツマミだと思えば美味しくいただける。

結局9つ食べて、約135円。信じられない価格である。

さて、最後はスーパーの寿司。果たして値段はいかほどなのか? そしてシャリには酢が入っているのか?
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