特集 2016年12月3日

電子工作でミュージックビデオに出してもらった話(ただしダンスつき)

いよいよ出番

さあ顔も小奇麗になったところで、いよいよ出番である。
材料スタンバイ
材料スタンバイ
メイクから戻ってくるとなぜか森さんの姿が変わっていた(※この人が監督です)
メイクから戻ってくるとなぜか森さんの姿が変わっていた(※この人が監督です)
いまから撮るのは、さっきマンスーンさんがやっていた、料理教室風に自分の電子工作を説明するパートだ。

先に書いたように、ミュージックビデオなのでトークは映像に使わない。そう思うと気は楽なのだが、逆にいえば全くセリフが決まっていないのだ。完全アドリブで7~8分、間を持たせねばならない。
本番スタート!オープニングシーン。
本番スタート!オープニングシーン。
材料の説明をして
材料の説明をして
一緒に料理を作っていく
一緒に料理を作っていく
アドリブで8分持たせるのはかなり大変……かと思いきや、和やかなスタジオの雰囲気もあって、わりとペラペラしゃべることができた。

音声を使わないということは雑音を気にする必要がないため、スタッフの皆さんが普通に冗談で笑ってくれるのだ。
そんな中で工作の説明をするのが楽しくて、「石川さんもうちょっと短くていいですよ!」とたしなめられるほどであった。
演出上、たまに相手が森さんに代わる
演出上、たまに相手が森さんに代わる
ではさようならー
ではさようならー
というわけで僕の説明が終了。
いやーひと仕事終わったわ、と退場しようとすると、カメラマンさんから声がかかる。

「はい2回目いきまーす!」

え!
2回目スタート
2回目スタート
どうやら1台のカメラで3カメ分のカットを撮影するため、カメラの位置を変えて3回撮るのだそうだ。
音声と映像のずれを気にしなくてよいミュージックビデオならではかもしれない。
すごい一生懸命
すごい一生懸命
また森さん
また森さん
バイバーイ
バイバーイ
で、さらに3回目。
これで終了!!(後ろ姿は森さん)
これで終了!!(後ろ姿は森さん)
音声は要らないとか、スタッフが笑ってくれるとか、何回も撮るとか。ミュージックビデオは普通の映画の撮影と違って面白かったです。(映画に出たことあるかのような口ぶりで言いましたがないです)

ダンスシーン検証

さて、最後に、問題のダンスシーンの収録である。直前まで、「なんだかんだ言っても本番になったらできちゃうんじゃない??」と甘いことを考えていた。実際のところはどうだったか、写真で淡々と検証していこう
ダンススタート前。問題なし
ダンススタート前。問題なし
片手を突き上げるところ。手がちょっと低いけどまあセーフ
片手を突き上げるところ。手がちょっと低いけどまあセーフ
右手を前に出すところ。一人だけ逆!!
右手を前に出すところ。一人だけ逆!!
イモを耳みたいにして可愛い感じに。問題なし
イモを耳みたいにして可愛い感じに。問題なし
手をクルクル回すところ。一人だけ手の甲がかゆいみたいになってるけどまあセーフ。
手をクルクル回すところ。一人だけ手の甲がかゆいみたいになってるけどまあセーフ。
「イーッ」のポーズ。みそしるさんの背後に隠れてはいるが、一人だけひじの曲がった男が…
「イーッ」のポーズ。みそしるさんの背後に隠れてはいるが、一人だけひじの曲がった男が…
本番もしっかり、踊れてなかった。個人的には幼少時から運動ができなかった自分のアイデンティティを確認して安心感すらあったのだが、関係者の皆様にはご迷惑をおかけした次第である。申し訳ございません……。

その後も撮影は続く

さて僕の出番は終わったが、そのあとも撮影は続く。
マイクの頭を即興でジャガイモに差し替えた爲房さん。工作班の面目躍如
マイクの頭を即興でジャガイモに差し替えた爲房さん。工作班の面目躍如
藤原麻里菜さんの作品撮影のため腹筋させられる森さん(腹筋を10回するとポテトチップスが出てくるマシン)×3回
藤原麻里菜さんの作品撮影のため腹筋させられる森さん(腹筋を10回するとポテトチップスが出てくるマシン)×3回
生ジャガイモの丸かじりシーン。表情が険しくなるほど固い(そして結局使われなかった)(追記・さいごにちゃんんと出てました。森さんごめん!)
生ジャガイモの丸かじりシーン。表情が険しくなるほど固い(そして結局使われなかった)(追記・さいごにちゃんんと出てました。森さんごめん!)
森さんの絵コンテが可愛い
森さんの絵コンテが可愛い
前日に森さんが夜なべで作った「じゃがえもん」。プラナリアっぽい
前日に森さんが夜なべで作った「じゃがえもん」。プラナリアっぽい
撮影後の記念写真を見返したら、なぜか主役を差し置いてセンターにいた。図々しい!
撮影後の記念写真を見返したら、なぜか主役を差し置いてセンターにいた。図々しい!
全部終わったのが10時くらいだっただろうか。いろいろあったけど、あっという間だった。
終了後、慣れないメイクで、シャツの袖にファンデーションがべっとり付いていた(袖で汗を拭いたのだろう)
終了後、慣れないメイクで、シャツの袖にファンデーションがべっとり付いていた(袖で汗を拭いたのだろう)

完成したMVがこちらです

そんな撮影を経て、できたミュージックビデオがこちらである。
DJみそしるとMCごはん 『The Gang Eat More』
3分弱の短い曲だが、僕にとっては3日+5時間相当の思い出の詰まった最高のビデオである。1ページ目で心配していた工作のコンセプトが伝わりづらすぎ問題だが、般若心境から曲のタイトルに文字を差し替えることで無難に収まった。

ところでダンスシーン、あんまり長く使われてないのに、短い尺の中でしっかり間違えていたのが我ながら衝撃的であった。
一人だけかわいいポーズ
一人だけかわいいポーズ

貴重な経験でした

1日のうちに、初めて自分の工作をミュージシャンの方に説明し、初めてのヘアメイクをし、初めて人前でダンスを踊った。いやー楽しかった。

ところで当初、「ジャガイモ」「電子工作」「ダンス」のほかに、実はもう一つキーワードがあった。「ミュージックステーションに出られるかもしれません!」というものだ。
MVの公開から4か月たつが、いまだ「そろそろかな…」と思いつつ連絡を待ち続けている状況である。

撮影協力(写真撮影) 三上ナツコ・羽鳥百合子
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