とくべつ企画「スーツで行く絶景」 2016年9月20日

スーツで涸沢に行くと、色々キツイ

まず河童橋で記念撮影

今回、写真は概ね三脚と自撮り棒で撮った。スーツで山に登り三脚で自分を撮影。どうしたって異様であろう。

たまに「なんでスーツなんですか?」と聞かれたので、手短に「仕事です」と答えておいた。ウソではない。
それでも上高地ならまだスーツ姿の人がいてもおかしくない。
それでも上高地ならまだスーツ姿の人がいてもおかしくない。

思えば2009年以来である

普段、仕事は完全に家でしているのでスーツを着る機会はない。2009年にアプリ開発で食っていこうと思い立ち会社勤めを辞めて以来、まさか次の機会が上高地だったとは。
どこを地上げしようか考えている感じ。
どこを地上げしようか考えている感じ。
地上げが上手く進まず沼を見つめる。
地上げが上手く進まず沼を見つめる。

しかしアレだ、概ね半笑い

山ではすれ違う人に挨拶するのは普通で、「おはようございます」とか「こんにちは!」なんて言い合うのが常識になっている。

なので僕も挨拶をするのだが、イマイチ反応が悪く、かなりの割合で無視される。

山の人はいつからこんなに冷たくなったのか。
山はこんなに美しいのに。
山はこんなに美しいのに。
上高地から7kmほど歩いて徳沢に着いた。まだ朝の8時。徳沢には徳沢園というお洒落な山小屋が建っている。
宿泊、食事、キャンプなどを楽しめます。ソフトクリームが有名らしい。
宿泊、食事、キャンプなどを楽しめます。ソフトクリームが有名らしい。
徳沢園の水場で水を補給。なんだか周りの登山者がチラチラ見てヒソヒソ言ってたり、ちょっと近づいてきて、『やっぱりやめた』って感じで引き返したりする。いつもの山登りと雰囲気が違う。
暑いのでジャケットは脱いだ。
暑いのでジャケットは脱いだ。
更に3kmくらい歩いて横尾山荘に到着。上高地から約10km、ここまでは散策路というか、観光地みたいなものだ。ここから登山が始まる。
横尾山荘。泊まったことはないがお風呂もあるらしい。
横尾山荘。泊まったことはないがお風呂もあるらしい。
ここまでは大した登りもないのでスーツでも問題無かった。しかし、ここからは勾配が変わる。状況に応じて着替える予定である(登山ウェアは持って来ている)。
ここまで来るとさすがにスーツ姿が目立つ。
ここまで来るとさすがにスーツ姿が目立つ。
周りは100%登山者であり、登山ウェアで全身を固めている。
周りは100%登山者であり、登山ウェアで全身を固めている。
横尾の橋の前で記念撮影。ここまでの地上げが上手く行かず、ついに横尾まで来てしまった感じである。
まぁ、もうちょいこの格好で行こうかなって。
まぁ、もうちょいこの格好で行こうかなって。
横尾からしばらくはスーツでも問題ない平らな道が続いた。さすが人気のコース、道がしっかり整備されている。
まだまだスーツで行けそう。
まだまだスーツで行けそう。

屏風岩が見えてきた

下の写真の奥にある絶壁が屏風岩。国内では最大級のクライミングスポットだ。記念撮影をしていても、思わず背筋が伸びる。
屏風岩を前に正装で記念撮影。いつか登りたいものである。
屏風岩を前に正装で記念撮影。いつか登りたいものである。
この辺から道が険しくなってきたので、とりあえず上だけ登山ウェアに変える事にした。
道が険しくなり、勾配も増した。ワイシャツやネクタイが邪魔なのでお着替え。
道が険しくなり、勾配も増した。ワイシャツやネクタイが邪魔なのでお着替え。
着替えると言っても、ワイシャツを登山用のTシャツに替えたくらいでズボンはそのままスラックスである。

でもこれが効果絶大だった。
普通の登山者に変身。
普通の登山者に変身。
これまで挨拶しても無視だったり、道をを譲ってくれなかった皆さんが、ウソのように愛想が良くて道を譲ってくれるのだ。

気のせいと思うでしょう?違うんですよ。明らかにみんながやさしい。これまではなんだったのかという手の平返しである。
真ん中の巨大な壁が屏風岩。いいなぁ、登りたいなぁ。
真ん中の巨大な壁が屏風岩。いいなぁ、登りたいなぁ。
ちょっと格好が変ってだけで、全然反応が違うのが面白くもあり、悲しくもある。
屏風岩を右に回り込んだ写真。この辺にもルートがあったりするんだろうか。岩が脆そうで怖い。
屏風岩を右に回り込んだ写真。この辺にもルートがあったりするんだろうか。岩が脆そうで怖い。
順調に高度を上げ、次のページで涸沢に着きます。
<もどる ▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

デイリーポータルZを

 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ

↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓