特集 2016年6月23日

すてきな公開空地めぐり

歩道状空地ケーススタディ

いろいろな公開空地があるなかで、個人的に好きなのは歩道状空地である。その歩道っぷりがいい。実例を神奈川県の武蔵小杉で見てみよう。
ふつうの道に見えますが
ふつうの道に見えますが
よくある車道とその両脇の歩道に見える。でも歩道に見えるやつは実は2つとも公開空地である。
歩道に見える部分はぜんぶ空地です
歩道に見える部分はぜんぶ空地です
1ページめで紹介した歩道状空地は、それでもその脇に本当の歩道があった。ここは違う。空地そのものが本気の歩道である。車道の反対側もそう。

だからしばらくまっすぐ歩くと、こんなふうになる。
突然の行き止まり
突然の行き止まり
私有地の一部がたまたま歩道っぽくなっていただけなので、境界まで進めば当然行き止まりになる。
人が寝てたりもする
人が寝てたりもする
行き止まりでアクティビティを誘発されている人もいる。公開空地とは「歩行者が日常自由に通行または利用できる」場所なのだから、これで正しいのだ。

じゃまにならないよう、車道に出よう。
しばらくは歩道のない道が続くが、
しばらくは歩道のない道が続くが、
またすぐ歩道が現れる
またすぐ歩道が現れる
感のいい人は気づいたかもしれないが、この歩道もまた奥のマンションに付随する公開空地である。
さらに進むと右側にも歩道が現れる
さらに進むと右側にも歩道が現れる
右側の歩道っぽいやつも、マンションの敷地の一部だ。おかげでこの区間も両側が歩道っぽくなっている。

つまり、この道には最初から最後までいわゆる歩道はない。歩道に見えるものはぜんぶ公開空地、つまり私有地である。
「このへんは田んぼだったわよ」
「このへんは田んぼだったわよ」
地元の方に聞いたところ、この道ぞいは昔は工場が多く、歩道が全くなかったらしい。

マンションやオフィスビルが建つにつれて、その周辺に少しづつ公開空地として歩道が繋がっていったのだ。そういう行政の方針なんだろう。
この道の赤い部分が、歩道状空地。ここまでつながってきた。
歩道を歩く親子
歩道を歩く親子
その先で車道へ
その先で車道へ
いつか歩道がつながるといいなーと思う。
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