特集 2016年4月12日

たこ焼きはフランス料理のソースで食べても美味い

Sauce hollandaise(たこ焼きのオランデーズソース添え)

続いては、卵の黄身とバターにレモン汁をあわせたオランデーズソースだ。

ちょっと前に流行ったエッグベネディクトとかにかかってる、どろっとした黄色いソースである。
見た目に高級感あるぞ。
見た目に高級感あるぞ。
オランデーズソースと言うと高級っぽいが、これ、バターの代わりにサラダ油を使ったらほぼマヨネーズができるのだ。
ほぼマヨネーズ。高級マヨネーズだ。
なんだ。じゃあ、たこ焼きに合わないはずはないな。
当然のように美味いわ。
当然のように美味いわ。
すごいコッテリとしたマヨネーズっぽいソースは単体だとすぐ飽きそうだが、合間にたこ焼きのダシ味が丁度良く挟まるので、味が変わって延々と美味い。
で、あとくちはレモンの酸味でさっぱり。

まずくなる要素は最初からゼロだと確信していたが、それでも、たこ焼きの受け止める力も大したものだ。

Pesto alla genovese(たこ焼きのジェノベーゼ)

続いてはイタリア料理のソースで、パスタなどでおなじみジェノベーゼソース。
白とか黄色のソースが思ったよりたこ焼きに合って写真写りが良かったので、ついでに緑色もやってみたかったのだ。
これもちゃんと高級たこ焼きっぽい。
これもちゃんと高級たこ焼きっぽい。
バジルのペーストにニンニクや粉チーズ、アンチョビなどいろいろ足した、これ単体でかなり美味いソースである。

果たしてこの濃厚な美味さをたこ焼きが受け止めきれるのか。
何の抵抗もなく受け止めた。
何の抵抗もなく受け止めた。
何の問題も無く、美味い。そして、すごく覚えがあるというか、既視感のある味が。
これ、ピザだ。
カリッとした歯応えに、ソースに入ってるバジルとチーズとアンチョビ、そしてタコ。
普通に、シーフードが乗ってるピザの味だった。

うなぎのタレ(たこ焼きにうなぎのタレかけたやつ)

最後に、高級ソースの日本代表として、うなぎのタレをたこ焼きにかけてみた。
うなぎのタレに山椒をプラスするも、高級感はあまり無かった。
うなぎのタレに山椒をプラスするも、高級感はあまり無かった。
冷静に考えてみたら、最初のてりたまたこ焼きがすでに甘辛いてりやき風タレを使っているので、合わないはずはない。

ただ、市販のタレに入っているうなぎダシ(うなぎ骨を煮だしたもの)がどうたこ焼きに作用するか?
美味いに決まってるって。
美味いに決まってるって。
とか考える間もなく、やっぱり美味かった。
うなぎの香ばしい風味が、単なる照り焼きタレ味のたこ焼きからグレードをちょっと上げた感じ。
あと、ついでにかけてみた山椒が予想以上にちゃんと働いてた。甘辛いだけで終わらない、大人のたこ焼きだ。

あれこれかけたものを全てをいったん受け止め、さらなる美味しさで投げ返す。
まるで合気道か何かの達人技のようである。今度から、たこ焼きのことは屋台フード界の植芝盛平と呼びたい。

今回はソースを三つ試して、一勝一敗一分け…ぐらいでも記事として成立するかなと思っていたのだが、なんと全勝、しかも余裕の圧勝だった。
たこ焼きの地力、恐るべしである。たぶん塩水つけるだけでもふつうにいけるんじゃないだろうか。

作ったことのないソースなんかで無理して挑戦しなくても良かったと思う。
しれっと完成したのだけ見せたけど、オランデーズソースは3回失敗した。難しい。
しれっと完成したのだけ見せたけど、オランデーズソースは3回失敗した。難しい。
<もどる ▽デイリーポータルZトップへ

デイリーポータルZを

 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ

↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓