特集 2016年4月8日

7人ぐらいのこびと

サークルクラッシャー白雪姫

さて次は5人だ。
なんだか絵柄が揃っていないように見えるが、とりあえず5人のこびと(「建て書き」の@yoriyori291 さんからいただきました)
なんだか絵柄が揃っていないように見えるが、とりあえず5人のこびと(「建て書き」の@yoriyori291 さんからいただきました)
絵柄のタッチから見ると、真ん中2人とそれ以外3人は別のグループっぽい。違うバンドで活躍していたメンバーが結成した5人組といったところか。イエスあたりか。

それにしても彼らがいる場所がすごい。
ガソリンスタンドにいるのだ。
ガソリンスタンドにいるのだ。
これは7人のこびとの生業的に非常に象徴的なロケーションである。

原作であるグリム童話で彼らの名前は "Zwerge" で、これが英訳された際「ドワーフ」とされた。ディズニー映画でも "Snow White and the Seven Dwarfs" だ。

現在のファンタジーにおけるドワーフのイメージは「指輪物語」の影響が大きい。鍛冶や石工を得意とするとされ、原作でもディズニー映画でも鉱山仕事をしている。

一方、ディズニーでビジュアル化された際にモデルのひとつになったのは「ノーム」というヒゲをたくわえた老人の小さな妖精と言われている。彼らもまた地中の宝を守る存在であるとされている。

ノームは同時に庭師の妖精ともされ、ヨーロッパでは以前から人形を庭に置く文化があったという。一連の「7人ぐらいのこびと」はその流れと、ディズニー趣味との2つの流れを汲んでいるわけだ。

ともあれ、土を掘る彼らが行き着いた現代の仕事は油田というわけだ。掘り当てたか。このガソリンスタンドの5人のこびとはそれを表している。

いまなら白雪姫は得体の知れない王子さまに嫁ぐより、油田を掘り当てたこびとたちと末永く暮らした方がいいと思われる。しかしそうなると、白雪姫を巡ってこびと達がさや当てを始めるかもしれない。アナタハン島事件のようなことにもなりかねない。もしかして2人いないのはその末か。

富と女という組み合わせが男たちを狂わせるのだ。サークルクラッシャー白雪姫おそるべし。

というか、考えてみたら7人のこびとの種族に女性はいないのでしょうか。どうやって子孫を残しているんでしょうか。あ、もしかして7人のこびとをモデルにしたBLとかあるんでしょうか。いやさすがにそれはないよね(調べたらなんとありました。白雪姫じゃなくて白雪王子にした設定のもの。すげえ)

この中に犯人が

さて、次は6人。
おしい。あとひとり。
おしい。あとひとり。

まさに「7人 "ぐらい" のこびと」にふさわしい6人体制。いないのがひとりとなると、事件性が色濃くなる。「この中に犯人が」感が漂う。

立ち位置から見るに、両脇の2人組はそれぞれいっしょにいてアリバイがあるが、真ん中2人は犯行当時ひとりだった、ってところか。手前の柵がちょっと倒れているのがなんらかのトリックではないかと思う。

というか、ほんとうにどうして6人なんだろう。

「サンタ& ザ・ドワーフス」

さあ、ひとりきりのこびとからカウントアップしてきたが、ついにほんらいのフォーメーション、7人体制だ。
一見、8人のようだが実は7人。
一見、8人のようだが実は7人。
発見した最初は「あー、8人かー」とがっかりしたのだが(そんなことでがっかりするな)、よく見たら真ん中の白い彼はこびとじゃない。サンタじゃないですかあなた。こんなところでなにやってんの。

考えてみれば、とんがり帽子にヒゲ、って7人の小人とサンタ、かなりかぶってる。間違い探しのようだ。彼にしてもソリに乗ってなければ分からなかっただろう。

とはいえそれ以前に、こびと側にも「ほんとうにこびとですか?」という感じのものがいる。特に一番左の彼に関しては今なお疑念が。なんかちょっと大きいし。そのとなりの後ろ向きで単色の彼も変だ。

油田の5人よのように、複数のグループで活動していたこびとたちが「ハイ・ホー」の音楽性の不一致から脱退・再結成をしてこの組み合わせに、といったところだろうか。これだけ世の中に7人のこびとグループがいるのだからそりゃ業界内での再編成もあるだろう。

さしずめ真ん中のサンタは名義上バンドメンバーではないボーカルか。「サンタ& ザ・ドワーフス」とか。「ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース」みたいな感じで。さっきからバンドの例えが古くて申し訳ない。

7人以上の場合も

さて、ごく希にではあるが正規の定員7人を越える場合もある。下は8人だ。
いろいろなキャラに混じって、こびとさんたちが計8人いるのが分かりますか。
いろいろなキャラに混じって、こびとさんたちが計8人いるのが分かりますか。
アヒルやリスやピエロなど攪乱する要素が多いが、こびとさん達が計8人いる。おもしろいのはペア×4組というフォーメーションでつかず離れずの距離で立っている点だ。

集団はある一定の人数を超えるとグループに分裂するものだそうだが、さすがに8人ともなると呑気にハイ・ホーなどと歌っていられなくなるようだ。ここに白雪姫が投入されたらたいへんなことになるのではないか。

というか、いま気がついたけど7人のこびとって、なんで7人なんでしょうかねそもそも。7という数字になにか意味があるのかな。

まぎれがちな7人ぐらいのこびと

さて、ひとりから定員オーバーの8人まで順に見てきたわけだが、最後のもののように、7人ぐらいのこびとは他の種族に混じっていることが多い。
たとえばこちら。門柱の上の様子からして期待が高まる。
たとえばこちら。門柱の上の様子からして期待が高まる。
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