特集 2016年2月10日

『10分どん兵衛』を超える10分カップ麺を見つけた

まずは定番、カップヌードル

日清つながりです。どん兵衛とカップヌードルは同じ日清の商品。いわば兄弟です。ならば、と思ってトップバッターに選んでみました。

お湯はグラグラに沸かしております。
お湯はグラグラに沸かしております。
お湯を沸かしてカップに注ぐと、フライ麺としょう油と具材の生臭さが混じった湯気が立ち上がってきます。かぐわしい。
10分待つ。
10分待つ。

10分間暇なので最近見たドラマの話

1月末まで『新・牡丹と薔薇』って昼ドラを見てたんですが、大変に面白く、毎日楽しみにしてました。連日の超展開、超展開からの超展開で、サイコロでストーリー決めてるんじゃないかと思ったほどです。

最終回はまったく予想も出来なかったオカルト、またはサイコホラーなオチで、立ち上がって頭抱えました。
見た目は普通。
見た目は普通。

出来ました、10分カップヌードル

見た目的には3分で普通に作ったのと大差ありません。ただ、スープがちょっと少ない気がして、飲んでみると、予想通り濃い。麺がお湯を吸った分濃くなるんですね。
やわらかいけどちゃんと箸で持てる。
やわらかいけどちゃんと箸で持てる。
麺は予想通り、えっらい柔らかい。ひたすらやさしい食感です。噛んでも噛まなくても食べられる。っていうか噛む必要がありません。

しかし普段食べてるカップヌードルと比べて全然違うかと言えば、そんなでもない。時間が経ってもふやけすぎない技術ってなにげに凄いと思います。
おいしさ ★★★
やさしさ ★★★★
おすすめ ★★
(満点で★5)

次も日清、麺職人

思ったほどのインパクトがなかったカップヌードル。続きましては同じ日清、麺職人です。

安い割りに本格的な麺とスープ、チャーシューはないけど焼き海苔がラーメン感を増します。100円くらいのカップ麺としては珍しいノンフライ麺で生麺食感を目指します。

本当は4分で食べるはずなので2.5倍の待ち時間となります。
焼き海苔が2枚ついてるのもえらい。
焼き海苔が2枚ついてるのもえらい。

牡丹と薔薇、すごかった

『新・牡丹と薔薇』って書くの面倒なので、以降はボタバラって書きます。

もう、毎回スペクタクル。愛を証明する為に噴水の金魚を飲まされたり、人が刺されるシーンは3回(3名死亡)。パーティーがメチャクチャになるのも日常茶飯事だったし、黙って見てるのは不可能でした。テレビにメチャクチャ突っ込んだ。
10分麺職人、完成。
10分麺職人、完成。

細麺は10分に耐えられないかも

ノンフライとは言え、麺が細いせいかかなり伸びた食感でした。そしてなぜか粉っぽい後味。例えるなら、にゅう麺っぽい。
悪くはないが、よくもない。
悪くはないが、よくもない。
ただ、4分だとちょっと固く感じるメンマが完璧に戻ってました。メンマ的には10分待つのアリです。
おいしさ ★★
やさしさ ★★★★★
おすすめ ★★
あんまりおすすめはしません。次のページでは『10分ペヤング』を作ります。
Web記事にアイキャッチを導入。
Web記事にアイキャッチを導入。

10分ペヤングはどうだろうか

「もういっちょ行く~」でお馴染みのペヤング(読者層に合わせた)。まろやかって思ったことはないけど、たまに食べたくなる味です。

例の不祥事からの復活後、一瞬手に入りにくい時期があったけど今は普通に140円くらいで買えちゃいます。
あの不祥事によりパッケージが変わりました。
あの不祥事によりパッケージが変わりました。
本当は3分なので3倍ちょっと。食べてみると予想通りのフカフカ食感です。

食べるのに歯は不要なので老後は10分ペヤングを食べて過ごしたいと思います。

でも今は39歳、まだ心も歯もヤングを自称したいので、今のところ3分くらいで食べたいですね。
無駄に窓辺で逆光というカフェ撮りテクニックを駆使。
無駄に窓辺で逆光というカフェ撮りテクニックを駆使。
なんだか味も薄く感じました。10分間でジャンク風味がお湯に溶けてしまったんでしょうか。
真上から撮ってもカフェ飯っぽくなる。
真上から撮ってもカフェ飯っぽくなる。
って事でお湯に若干の味付けをして飲んでみたらこれがうまい。10分ペヤングはお湯まで味わって完成するのです。
10分待つとお湯がうまい。
10分待つとお湯がうまい。
ただ、やっぱちょっと麺が柔らかすぎたなぁ。
味も薄くなっちゃいました。
味も薄くなっちゃいました。
おいしさ ★
やさしさ ★★★★★
おすすめ ★
お湯 ★★★★
ヤング(自称可)にはおすすめしない。

10分UFO

ペヤングもやったならUFOも押さえておこう。本物志向、本物の焼きそばを目指しているのがUFOの特徴です。これまでのパターンからするとおいしくはならない予感があるがやってみなけりゃわかりません。
むかし、マイケル富岡がCMしてたよね、UFO仮面ヤキソバンって。敵はデーブ・スペクター。
むかし、マイケル富岡がCMしてたよね、UFO仮面ヤキソバンって。敵はデーブ・スペクター。

ボタバラのすごいとこ『美輪子大勝利』

ボタバラのなにが凄いって、話をメチャクチャにした美輪子っていう登場人物がいるんですよ。

そいつのせいで金魚飲まされて人が死んで家が燃えてカバン職人が失踪してと、たくさんの人の人生が狂ったのに、最後にハッピーエンドで幸せになってんのwwww。

いや、ダイナミックな終わり方でした。また見たいので再放送しないかな。
やっぱUFOおいしそう。
やっぱUFOおいしそう。

見た目はいいんですけどね

見た目は普通に作ったUFOと変わらないんだけど、味はやっぱイマイチでした(ガーン)。

麺が細いフライ麺は10分間の入浴に耐えられないみたいですね。麺がお湯を吸いすぎてやわらかく、味もぼんやりしとります。

UFOのいいとこがほとんど無くなりました。
UFOのいいとこがほとんど無くなりました。
仕方ないのでフライパンで焼いてみたら、これはこれでいいものになりました。

フワフワ食感と、焦げたソースとキャベツの苦味とコクと美味しさと。(新海誠を意識してみた)

焼きそばカップ麺でウッカリ10分待ってしまった場合は焼き直すことをおすすめしたいです。

焼き10分UFO。まぁ食べられる。
焼き10分UFO。まぁ食べられる。
おいしさ ★★
やさしさ ★★★★★★
おすすめ ★
ただし焼き直した場合は、美味しさを★4とします。

次のページではどん兵衛と並ぶカップきつねうどん業界の2大巨頭、赤いきつねを10分入浴させます。
「デイリーポータルZ」って頭の中で言ってください。
「デイリーポータルZ」って頭の中で言ってください。

10分赤いきつね

赤いきつねの待ち時間は5分。どん兵衛と同じだから多分これも同じ様においしくなるって思うでしょう。

やってみましたよ。
キャッチコピーは『だしが旨いとつゆは旨い』。麺にもアゲにも触れないのんな。
キャッチコピーは『だしが旨いとつゆは旨い』。麺にもアゲにも触れないのんな。

最終回の名言は「どういうこと?」

ボタバラの最終回、あんまり詳しくは書かないけどすごかったです。あまりの超展開に思わず綱輝さん(唯一まともな人)から出た名台詞が、

「どういうこと?」

それな!視聴者の台詞だから!40回の放送で毎回思ってたから!「どういうことー!!」って。
心なしかあげがふっくら戻ってるような気がする。
心なしかあげがふっくら戻ってるような気がする。
麺がツルツル滑らかになりのど越しがよい。ふっくらしてやわらかく、全人類にやさしい博愛な食感になりました。うまい。

玉子はいつも通りフカフカして甘く、おアゲは普段よりもふっくら戻っている様に感じられます。

やわらかうどんとふっくらおアゲが好きならおすすめ。
これはこれでいいと思う。
これはこれでいいと思う。
おいしさ ★★★★
やさしさ ★★★★★
おすすめ ★★★★
やわらかうどんが好きなら全然アリ。5分待つ赤いきつねには、3分のカップ麺達には無かった入浴耐性があるようです。

一応10分どん兵衛も押さえておこう

よく考えたら10分どん兵衛を食べたことがありませんでした(衝撃の告白)。てへ。
アゲが厚く麺がしっかりしてる印象。
アゲが厚く麺がしっかりしてる印象。
5分でちょっと食べてみて、10分待ってから比べてみました。5分だと、まぁ普通。いつもの感じでコシがある平麺です。
可愛くしてみたつもりが、額から血を流す人みたいになった。
可愛くしてみたつもりが、額から血を流す人みたいになった。
10分待つと、麺に厚みが出てモチモチ食感になりました。確かにこれは10分待った方がおいしいと思います。滑らかなツルツル食感で食べやすい。
これは確かにおいしい。10分どん兵衛、すごい。
これは確かにおいしい。10分どん兵衛、すごい。
おいしさ ★★★★★
やさしさ ★★★★★
おすすめ ★★★★★
うん、確かにおいしいと思います。でも、次のページでこれを超える10分カップ麺を見つけちゃったのです。
次回もアイキャッチを入れるかは未定。
次回もアイキャッチを入れるかは未定。

10分ラ王はどうだ?

ここまでで傾向が判ってきました。3分で出来ちゃうカップ麺は10分の入浴に耐えられないみたいです。麺職人は4分だったからマシだったけど、それでも弱いので5分待つ奴を選ぶといいっぽい。

ってことで、ラ王。20年前のラ王は生麺で1分で出来る奴だったけど、今は5分かかるノンフライ麺になってます。
小袋が多い。
小袋が多い。
ラ王は小袋が多いです。チャーシュー、かやく、粉末スープ、液体スープ。最初に入れるのはチャーシューとかやくだけ。スープは粉末も液体も食べる直前に入れます。
液体スープはふたの上に乗せて温めておく。
液体スープはふたの上に乗せて温めておく。

で、ボタバラなんですけどね

まだ書くか、って感じでしょうか。見てない人にはサッパリわからないもんな。でも書く。

ボタバラって、割りと平気で貧乏とか雑多な物をバカにするんですよ。下品で粗野で汚らしい、みたいな。あからさまに嫌悪してフォローなし。

普通は貧困の中にも愛とか人情とかキレイなものもあるんだよ、みたいなきれい事を描くんだけどそういうの一切ない。もういっそ清々しかったです。
出来ました、10分ラ王。
出来ました、10分ラ王。
ノンフライのカップ麺は規定の時間で作ると麺がやや固いんですが、10分待ったことですっかり戻って生麺食感になりました。

ただ、噛んだあと、わずかに粉っぽさがあります。そこは麺職人と共通。日清の麺の特徴でしょうか。
まぁまぁおいしいけど、ちょっと粉っぽさがあります。
まぁまぁおいしいけど、ちょっと粉っぽさがあります。
チャーシューは大きさも厚さもカップ麺の域を超えており、単体トッピングで100円は取れる味です。

スープは脂がたっぷり浮いており、本能をガツンと刺激し、強制的にうまいと感じさせられます。でも健康には悪そうなので、ちょっと残しました。
このチャーシューはすごい。フリーズドライの技術力が高い。
このチャーシューはすごい。フリーズドライの技術力が高い。
おいしさ ★★★★
やさしさ ★★★★
おすすめ ★★★
10分だと粉っぽさが出ちゃうので7分くらいがちょうどいいかも知れません。

10分ニュータッチ、これが正解

ここで満を持して登場のニュータッチ『凄麺』。これが10分どん兵衛を超えてきました。

凄麺は普通に食べてもうまいなぁと思ってたけど、10分待ったらもっとうまくなったのでした。今後は積極的に10分待っていきたいと思います。

凄麺シリーズは色々あるけど、味噌ラーメンをチョイス。
凄麺シリーズは色々あるけど、味噌ラーメンをチョイス。
カチカチに乾燥したノンフライ麺。いつも思ってたんだけど、規定の5分じゃ戻りきらないんですよ。
透明感がある乾麺。これが10分後に生麺になる。
透明感がある乾麺。これが10分後に生麺になる。
乾燥具材はネギのみという潔さ。
乾燥具材はネギのみという潔さ。

腹上死する主人公の父

ボタバラの終盤、唐突に登場人物が死んだんですが死因が腹上死。そしてそれをサラッと遺族に伝える医者。目の前に愛人。

ねーよ!って突っ込まざるを得ないでしょう!毎回そういう感じで40回ですから。そりゃあもう、毎日楽しみでしたよ。

2ヶ月という短い期間ではあったけど確実に人生に潤いが出ました。ありがとうございます、中島先生、スタッフ、出演者の皆さん。
スープを溶かしておろしニンニクを添えたら完成。
スープを溶かしておろしニンニクを添えたら完成。
食べてみるとこれが本当に生麺みたいな食感でした。しかもラ王や麺職人の様な粉っぽさもありません。どういう技術だ、これ。オーパーツか。

伸びを感じさせないモチモチ食感で、インスタントとは思えません。『凄麺』の名の通り、とにかく麺が凄いです。
この麺、カップ麺とは思えない。
この麺、カップ麺とは思えない。
確かに具はネギだけだけど、大振りにカットされたネギは脇役ではなくしっかり主張があり頼もしい。スープの味もカップ麺の域を超えていて麺に負けてません。 これは10分待つ価値がありますね。
おいしさ ★★★★★★
やさしさ ★★★★
おすすめ ★★★★★★
★5が満点といいつつ6つ付けちゃいました。

ついでに10分手織里庵

凄麺シリーズのヤマダイから、同様のノンフライ麺を使った蕎麦、手織里庵の『かき揚げ天ぷらそば』も10分で試してみることにしました。

前から思ってたけど、これも規定の5分だとちゃんと戻らないんですよ。
実売200円くらい。そば粉4割というのがたのもしい。
実売200円くらい。そば粉4割というのがたのもしい。
かやくは刻みねぎ、具は大きなかき揚げです。
このかき揚げもすごい。
このかき揚げもすごい。
10分待ってみたらちゃんとやわらかく戻って蕎麦になってます。10分待つ作法は実は手織里庵のためにあるのではないかというハマリっぷりです。

ただ、後味がやや粉っぽい。その辺、なんの違和感も無い凄麺には劣ってしまうかな。
思わず普通の器に盛付けたりして。
思わず普通の器に盛付けたりして。
大きなかき揚げは海老とごぼうの香りがよい。実売200円ちょいのインスタントでこれだけの味が出せれば及第点です。
カップ麺も器に盛るとおいしそうでしょう。料理に器は大事ですよ。
カップ麺も器に盛るとおいしそうでしょう。料理に器は大事ですよ。
凄麺も手織里庵も規定の5分で食べるより10分待った方がおいしいと思います。
おいしさ ★★★★★
やさしさ ★★★★
おすすめ ★★★★★
ニュータッチのノンフライカップ麺は10分待つとうまい。これを『10分ニュータッチ』と命名して記事を終わらせたいと思います。

ごちそうさまでした!
ヘボイ立ち食い蕎麦よりはおいしい。
ヘボイ立ち食い蕎麦よりはおいしい。

10分ニュータッチ、試してみてね!

日清からもヤマダイからも、まして東海テレビ(ボタバラの制作局)からもキックバックなどはなくステマではないわけですが、10分ニュータッチはどん兵衛よりおいしいし、新・牡丹と薔薇は大変に面白かったです。

ここ数日カップ麺ばっか食べてたので、10分ニュータッチはおいしいけど僕はしばらくいいかなってのが正直なところ。

代わりにみなさん食べておいて下さい。
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