特集 2015年12月30日

ヘボコン総集編2015~デザヘボコン/北九州編

九ヘボコン
そして最後はこのヘボコン。11/7、DIY系イベントの「北九州モノカフェ」内で行われた、技術力の低い人限定ロボコン in 九州(通称:九ヘボコン)。

この試合はなんと言ってもまずは決勝戦からごらんいただこう。

神仏対決

頂上決戦を繰り広げたのはこの2体。
神様(YCAM山岡)
神様(YCAM山岡)
矢印?いや、マウスカーソルである。

我々はこの世界を現実だと思って生活しているが、実はこの世界の上位にオリジナルの世界があり、我々は例えばシムシティのようなゲームのコマに過ぎないかもしれない。そんな上位の世界の住人(それはつまり我々の言うところの「神」だ)が画面上で動かしているカーソル、それがこの「神様」である。

そんな哲学的なコンセプトを持つこのロボットだが、
裏側の雑さよ。ミニ四駆を使用していて速すぎるので、減速のために大量の電池が貼り付けられている。
裏側の雑さよ。ミニ四駆を使用していて速すぎるので、減速のために大量の電池が貼り付けられている。
そしてその対戦相手はこちら。
阿弥陀如来号(R@i)
阿弥陀如来号(R@i)
正面に十一面観音像を擁した、ありがたいマシン。しかし実のところ、十一面観音像は飾りにすぎない。
このマシンの実体は、運転席におわせられるこの、
粘土製で一見すると黄金に輝く小太りのおばちゃんといった感じだが、
粘土製で一見すると黄金に輝く小太りのおばちゃんといった感じだが、
何を隠そうこの粘土塊こそが、阿弥陀如来様なのである。必殺技はフォークリフトの動作により十一面観音像が上昇、昇天する「極楽浄土」。
観音像が昇天すること自体には攻撃力がないが、荷台の余ったスペースが敵機に引っかかるので、担ぎ倒すこともできる。(十一面観音像がなければもっと効果的に担げるのでは、といった指摘は無粋である、)

まさかの神仏対決となったこの試合。九ヘボコン決勝戦であると同時に、ヘボコン史上もっとも不謹慎な対決でもある。
その歴史に残る一戦を、動画でごらんいただこう。
神仏対決は、仏様の勝利!!

マウスカーソルという設定のわりに直進しかできない神様。いっぽう阿弥陀如来号は前後左右にくわえ必殺技まで自由自在のコントロール。当然のごとく、阿弥陀如来号の勝利であった。

…というか神様のほう、よくこれで決勝まで残ったな。その点を考えると、優勝は逃したもののじゅうぶん神は奇跡を起こした、といえるかもしれない。

九州の野性味

この記事を執筆するにあたって当日の写真を見返してみたのだが、改めて見るとすごく野性味あふれるロボット揃いであった。
ヘボザイル(小堺丸子)
ヘボザイル(小堺丸子)
九州の野性味、という見出しにいきなり東京からの参加者で恐縮だが、当サイトライターの小堺さんである。
お掃除ロボの後ろにおびただしい数のボディビルダーを携え、その頂点にゴリラが君臨する。

ちなみにボディビルダーは「アイアンマン」という専門誌からのコラージュだそうである。
コア太(コア太)
コア太(コア太)
後ろにいるコアラが、オーストラリアの珍獣「コアンタウロス」を操作する。何はなくとも、動きのキモさを見てほしい。
肘が逆に曲がっているのも不気味さに拍車をかけている。
肘が逆に曲がっているのも不気味さに拍車をかけている。
ティラノサウルス(いのちのたび博物館ミュージアムショップのヘボ子)
ティラノサウルス(いのちのたび博物館ミュージアムショップのヘボ子)
こたつの上にARマーカーが貼られており、iPhoneのカメラごしに見ることによってティラノサウルスが現れる。しかしなにぶん画面上だけの話であるため、操縦者以外は誰も見えないという自己満足ぶりである。

さらに、野性味といえば子供が作ったロボットが本当に野生的ですばらしかったのだが、それは受賞発表と一緒に紹介していこう。
<もどる ▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

デイリーポータルZを

 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ

↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓