特集 2015年9月15日

完成度の低いロボット大集合!水ヘボコン・ミニヘボコン レポート

各賞発表

というわけで各回の決勝戦の様子と、賞の発表。
ミニヘボコンは昨年も開催したため、今回は第7~9回となっております。
第7回
名称不明(きあいだー)
名称不明(きあいだー)
「部品にプラモデルのライナー(部品を切った後に残る、枠)を使っています。これいつも余るから使いたくなるんだけど、使ってしまうと絶対ヘボい見た目になってしまう。でもその欲望に忠実に従っており、共感しました」(審査員:デイリーポータルZウェブマスター・林雄司)

優勝

地上空母+べつやくパンダ(tomorrow56)
地上空母+べつやくパンダ(tomorrow56)
でかさと馬力で押し勝ったこのロボット。うつろな目をしたパンダが土下座の体制でにじり寄ってくる様子は、何とも言えないジットリとした気迫があった。
決勝戦の様子(地上空母+べつやくパンダ(tomorrow56) vs 名称不明(きあいだー))
試合を重ねるにつれてまっすぐ前に進まないことが判明し、決勝ではあらかじめ右に傾けた状態でスタートするなど、その場しのぎのフォローも功を奏しての優勝である。
第8回

審査員賞

コードアームズさん(タダヒロ)
コードアームズさん(タダヒロ)
「マシンの出来としては皆さん甲乙つけがたく迷ったのですが、歴史的名勝負が出たということで、今回はこのロボットに」(審査員:株式会社タミヤ・石崎隆行さん)

歴史的名勝負については、このあとご紹介しましょう。

優勝

ヘボコンホイホイ(店長)
ヘボコンホイホイ(店長)
ゴキブリホイホイを改造した「ヘボコンホイホイ」で相手をおびき寄せ、近づいてきたところで回転ノコギリ
これ
これ
を浴びせる凶悪なマシン。2つのキットを組み合わせたギミックがよくできており、ヘボコンには珍しく工夫が正の方向に作用したロボットである。
決勝戦の様子(ヘボコンホイホイ(店長) vs スイートリップ(北関東製作所))
それから、第8回からもう1試合。審査員コメントでも言及されていましたが、ヘボコン史上に残る名試合が登場したのでご紹介したい。
準決勝の様子(ヘボコンホイホイ(店長) vs コードアームズさん(タダヒロ))
試合開始と同時に突進してきたコードアームズさんに、ヘボコンホイホイの回転ノコギリが炸裂。
そのままホイホイ優勢かと思われるも、コードアームズの積み荷に引っかかった回転ノコギリはなんとアームの根元から曲がってしまう。
しかしアームの突っ張りでなんとか踏ん張り、コードアームズのキャタピラを浮かせたホイホイ。外れかけのアームを使って、コードアームズのキャタピラのゴムを外した!

こうしてコードアームズはキャタピラの片方を、ホイホイは回転ノコギリを失ったが、最後には足回りのダメージが少なかったヘボコンホイホイが、コードアームズを押し出して勝利。

1分という短い制限時間の中で、これほどまでに多くの駆け引きがあった試合はヘボコン史上初。まさに殿堂入りの名試合であった。
第9回
最終回の審査員はテクノ手芸部のおふたり。ひとりずつ、2本の審査員賞を選んでいただいた。

審査員賞1

こがめ(ストロー秘技)
こがめ(ストロー秘技)
「コントローラーを手作りしていた点と、それが電池に銅線を直付けだったところ、あとコントローラーに『前』『後』って書いてあったんですが、構造上絶対に後ろに行かないんですよ。そこが良かったです。」(審査員:テクノ手芸部・かすやきょうこ)

審査員賞2

名称不明(みかん)
名称不明(みかん)
「凶暴なところ、相手を倒す気で来てるぞ、という心意気が良かったので、審査員賞を差し上げます」(審査員:テクノ手芸部・よしだともふみ)

優勝

まさロボ(まさ)
まさロボ(まさ)
6足歩行キットを使用し、倒れづらい安定した足回りとコントロール性能のよさを確保したこのロボット。先端に張り手用の手がついているが、ガムテープで貼ってあるだけなので敵に当ててもペコッと曲がるのみであり、攻撃力はほぼ0に近い。
決勝戦の様子(まさロボ(まさ) vs アシモ(おおかわえつし))
試合直前の調整が災いしたか、車輪が空回りしてしまうアシモ。まさロボの張り手を浴びるまでもなくバランスをくずし転倒、勝負は決した。ふつうのロボコンなら決勝戦とは思えないヘボ試合だが、本大会のラストバトルにとしてはこれ以上ない、ヘボコンらしさあふれる閉幕となった。

ヘボコンの原点に返った水ヘボコンに、多様化してますますイベントの雑然さを増したミニヘボコン。今回改めて、技術力の低い人たちの無限の可能性を垣間見ることができました。
ハイテクだけが技術じゃない。勘で作った雑なロボットも素晴らし…くは別にないけど、それはそれでなんだか変で、人間くさくて面白いのだ。
余談ですが野外の水ヘボコン会場は炎天下でめちゃくちゃ暑かったことも付け加えておきます
余談ですが野外の水ヘボコン会場は炎天下でめちゃくちゃ暑かったことも付け加えておきます

今後の予定

ヘボコンの原点に返った水ヘボコンに、多様化してますますイベントの雑然さを増したミニヘボコン。実はこれら以外に海外でも新ルールのヘボコンが考案されており、いいものがあればいずれ日本でも開催予定です。

と、そのまえに、まずは9/19-20の山口と、10/12の富山の参加者を募集中。それ以降の予定もこちらのページで告知しております。ぜひみなさま、ご参加ください。!
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