特集 2015年8月5日

暑くてカラシ豆腐しか食べる気にならない

噂の豆腐屋さんがいるらしい

先ほどのお店でケンミンSHOWの凄さを味わい、更に話していると、このへんでリアカーを引いて販売している豆腐屋さんが今もいるらしい。ということを聞いた。

リアカーで巡回する豆腐屋さん。一体どこに行けば会えるのか。「リアカー 豆腐屋 岐阜」で検索してみると、リアカーがリヤカーと修正された上で一発で出てきた。
レンタサイクルを手に入れた。
レンタサイクルを手に入れた。
とうふ屋銀次多分ここだろう。でも、これでも今現在の場所はわかんねーな。と思っていたら、備考欄に「携帯電話にかけてください」。という文言と電話番号が!
今まで見た中で一番アバンギャルドなデザインのメガネ屋看板。
今まで見た中で一番アバンギャルドなデザインのメガネ屋看板。
恐る恐る電話をかけてみると、今は長良西小学校というところの近くにいるそうだ。すぐに行きます!と言ってレンタサイクルで向かう。

かっこいいぞ、豆腐の移動販売

指定された場所近くに到着して、辺りを見回す。いないなぁと思っていたらば、プ~~ピ~~プ~~っていうサザエさんか「映画 三丁目の夕日」くらいでしか聞かない音が聞こえてきた。
鬼退治に行く桃太郎みたい。
鬼退治に行く桃太郎みたい。
あっ、アレだ!リヤカー引いて豆腐売ってるっていうから、なんとなく首元ビローンとしたTシャツにハラマキしてるオッサンを想像していたけれど、なんかスタイリッシュ!
豆腐屋銀次の銀次さん
豆腐屋銀次の銀次さん
しかもイケメンだし、なんかイメージ違うぞ!!

予想よりすごいビジネスモデルかも

豊富なメニュー
豊富なメニュー
男前豆腐、じゃなくて、イケメン豆腐屋さんから豆腐を買う。予想以上の品揃えに目移りする。とりあえずカラシ豆腐と、ワサビ豆腐っていうのもあったので買ってみた。岐阜市民は豆腐に辛いものの組み合わせが好きなのか。

あとは、冷やし茶碗蒸しと豆乳わらび餅というのも買った。大漁である。
引っ張らせてもらったけど、なんか締まらないな…。
引っ張らせてもらったけど、なんか締まらないな…。
それにしてもなぜ今の時代にリアカーで販売を…?と聞いてみた。

豆腐屋銀次さん「場所代がかからない。っていうのもありますけど、ちゃんと人と触れ合いながら広い区域で販売したい。ってなるとこういう形がいいかなと」

僕「確かに、スーパーとかに卸すと広い地域で売れますけど触れ合って売るって形にはなりませんね。でも、こうやって歩いてて呼び止める人っているんですか…?」

豆腐屋銀次さん「もう5年位こうやって売ってて、呼び止めてくれる人もいますが、今は顔なじみというかいつも買ってくださるお客さんが多くなってきましたね。なので、ある程度決まった日時に決まったところを歩くことが多いです」

おおっ、豆腐のルート営業だ!リヤカー売りの物珍しさで関心を惹き、豆腐の質で心をつかむ。一発売り逃げじゃ出来ない作戦だ。そんなに美味い豆腐なのか…。と思ったら銀次さんは「うちの豆腐は美味いですよ」と笑った。
墓石クリーニング?エアコン掃除?
墓石クリーニング?エアコン掃除?
と、気になるものがまだ。この墓石クリーニングとかエアコン掃除とはなんなんだ。

豆腐屋銀次さん「あぁ、ウチはこうやってお客さんとお話しながら豆腐を売るので、困ってる事も聞くことが多くって、お力になれるようにって協力してたら色んな仕事になっちゃって」

なんと!豆腐屋さんからエアコン掃除への展開!「自分に何が出来るかじゃなくて人が求めてることをする」っていうなんかの本で読んだことを体現してるようなお仕事!!
暑いからって豆腐にいっぱい氷を入れてくれた、汗ダックダクの銀次さん
暑いからって豆腐にいっぱい氷を入れてくれた、汗ダックダクの銀次さん

わざわざそこまで…とか、人に頼むほどでは…といった存在するけれどもこぼれ落ちていっていた需要を触れ合うことですくっていく。それぞれの幸せが増えるお仕事。

これは確かにスーパーに卸したりしていると実現できない。人付き合いとか人柄で生まれる、広がる仕事…。これは大変だけれども、強いシステムだなぁ。と感嘆する。

そういえばカラシ豆腐が食べたかったんだよ

とね、なんかね、リヤカー豆腐屋さんに話を持って行かれているけれど、そういえばワタシはカラシ豆腐が食べたかったんですよ。
豆腐が真っ白で、青のりの緑が濃い。
豆腐が真っ白で、青のりの緑が濃い。
うちの豆腐は美味いですよ。と銀次さんが言っていた豆腐を、近くの公園ですぐにもう食べちゃう。
カラシの!量が!多い!気がする!!!
カラシの!量が!多い!気がする!!!
醤油とお箸は家から持ってきていたのでかけて食べる。これ、カラシの量がすっごい多い気がするんだけど、大丈夫なのか。
おっ、これは、これは…ッ!?
おっ、これは、これは…ッ!?
ううう、かっらい!!!からい!!!!!!
ううう、かっらい!!!からい!!!!!!
モロモロッと甘い豆腐に、大丈夫かな?大丈夫かな…?と思っていたがやっぱり辛い!!もうキッパリと辛くて清々しい。この瞬間だけは暑さを忘れられる。でも辛い!美味い!!

やっと、岐阜だけで味わえる美味しいカラシ豆腐が味わえて非常に満足です。ありがとうございました。

ちなみに、岐阜出身の美容師さんとカラシ豆腐について話して、辛いよね!?って言っても反応が薄く、聞いてみると上の写真のように割ってカラシを溶いて分けて食べるらしい。

試してみると、これも美味い…。でも、今までの激辛体験はなんだったんだ。という気持ちがありますよね。いいよね、カラシ豆腐。でも、冷奴にカラシをつけるのは違うから気をつけてね。
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